知人の法学部に学ぶ大学4年生に聞くと、この1年間は就職活動とアルバイトに明け暮れているという。
「うちの大学は卒論もないし、卒業単位はすべて取得していたから大丈夫なんです」、とその大学生はいう。
「えー、じゃ、4年目の学費はただ学校に納めているようなものだね」と私が言ったら、「親には申し訳ないけど、そうですよね」と言う。
聞けば、3年生まで住んでいたアパートも引き払いアルバイトに通いやすいところに引越しもしたという。
「学校行事はあとは卒業式に出るだけなんです」とあっけらかんという。
大学4年生が一番あわただしかった記憶のある理系出身の私にとっては驚きであった。
最終学年の大学4年生にとって必須と思っていた卒業論文(卒論)について調べてみた。
理工系大学では卒論がほぼ卒業要件となっている。
医学部では医師国家試験対策の一環もあり卒業論文の代わりに卒業試験があり、語学系大学では卒業翻訳、芸術系大学(音楽、美術など)では卒業演奏会、卒業制作などが卒業研究の成果発表となっているそうだ。
人文科学、社会科学系大学ではゼミ(少人数で教科書を読み、ゼミ生や先生と対話、議論、報告したりする形式)が卒業論文に相当している所もあるという。
学問の種類によってはいろいろな卒論扱いのものがあるし、必ずしも卒論は4年次やるわけではないんだぁ、ということを知った。
それにしても、3年生までに卒業単位を取っていれば4年生は学校ではやることがない、というもの面白い、というかただダラダラと過ごしたらもったいない。
タレントの関根麻理さん(関根勤氏の娘さん)は成績が優秀でアメリカマサチューセッツ州ボストンにあるエマーソン大学を在籍3年で首席で飛び級で卒業したそうであるが、日本の制度ではよっぽど優秀でないと飛び級で卒業ということはない。
飛び級が適用されるのはほんの一握りの人だから、3年生までに卒業単位を取得した大学生にとっては社会に出るまでの「執行猶予期間」みたいなものだろう。
学費に関しては「4年間トータル」で学費と捉え、1年毎に納める学費は「分割して払っている」と考えれば「4年次に支払う学費は分割納入の4回目」と位置づければ「学校側はなんにもしないのに丸儲け」と考えることもないのかもしれない。
こんな風に「大学4年生とは」をいろいろと考えていたら、小学校の時の先生が大学で学ぶのと実業高校や高等専門学校で学ぶことの違いについて当時卒業を前にした我々小学校6年生に語っていた言葉を思い出した。
その時に先生は「大学時代はモラトリアムの状態なのだ。立派な大人になるために社会的にも認められた猶予期間だから若いうちにしか経験できないことをすればいい」と。
確かに社会人となってから何もしなかったり、アルバイトに明け暮れていたら「ニート」といわれてしまう。芸能人は「充電期間」という言葉があるけど。
ちなみにこの大学生は金融機関に就職が決まっているという。
空気が読める、融通の利いた社会人になって欲しいと思った。
「うちの大学は卒論もないし、卒業単位はすべて取得していたから大丈夫なんです」、とその大学生はいう。
「えー、じゃ、4年目の学費はただ学校に納めているようなものだね」と私が言ったら、「親には申し訳ないけど、そうですよね」と言う。
聞けば、3年生まで住んでいたアパートも引き払いアルバイトに通いやすいところに引越しもしたという。
「学校行事はあとは卒業式に出るだけなんです」とあっけらかんという。
大学4年生が一番あわただしかった記憶のある理系出身の私にとっては驚きであった。
最終学年の大学4年生にとって必須と思っていた卒業論文(卒論)について調べてみた。
理工系大学では卒論がほぼ卒業要件となっている。
医学部では医師国家試験対策の一環もあり卒業論文の代わりに卒業試験があり、語学系大学では卒業翻訳、芸術系大学(音楽、美術など)では卒業演奏会、卒業制作などが卒業研究の成果発表となっているそうだ。
人文科学、社会科学系大学ではゼミ(少人数で教科書を読み、ゼミ生や先生と対話、議論、報告したりする形式)が卒業論文に相当している所もあるという。
学問の種類によってはいろいろな卒論扱いのものがあるし、必ずしも卒論は4年次やるわけではないんだぁ、ということを知った。
それにしても、3年生までに卒業単位を取っていれば4年生は学校ではやることがない、というもの面白い、というかただダラダラと過ごしたらもったいない。
タレントの関根麻理さん(関根勤氏の娘さん)は成績が優秀でアメリカマサチューセッツ州ボストンにあるエマーソン大学を在籍3年で首席で飛び級で卒業したそうであるが、日本の制度ではよっぽど優秀でないと飛び級で卒業ということはない。
飛び級が適用されるのはほんの一握りの人だから、3年生までに卒業単位を取得した大学生にとっては社会に出るまでの「執行猶予期間」みたいなものだろう。
学費に関しては「4年間トータル」で学費と捉え、1年毎に納める学費は「分割して払っている」と考えれば「4年次に支払う学費は分割納入の4回目」と位置づければ「学校側はなんにもしないのに丸儲け」と考えることもないのかもしれない。
こんな風に「大学4年生とは」をいろいろと考えていたら、小学校の時の先生が大学で学ぶのと実業高校や高等専門学校で学ぶことの違いについて当時卒業を前にした我々小学校6年生に語っていた言葉を思い出した。
その時に先生は「大学時代はモラトリアムの状態なのだ。立派な大人になるために社会的にも認められた猶予期間だから若いうちにしか経験できないことをすればいい」と。
確かに社会人となってから何もしなかったり、アルバイトに明け暮れていたら「ニート」といわれてしまう。芸能人は「充電期間」という言葉があるけど。
ちなみにこの大学生は金融機関に就職が決まっているという。
空気が読める、融通の利いた社会人になって欲しいと思った。