幼稚園時代、
誕生会に写真付きのカードをもらった。
『身長』『体重』『手形』
『大きくなったらなりたいのは…』が
書かれている。
事前に先生に聞かれる。
その時、初めて『大きくなったら…』を
きちんと考えたんだと思う。
年中さんでは『看護婦さん』。
丈夫だったので病院に行くことも少なかったし、
身の回りに看護婦さんはいなかった。
何故なりたかったのかは不明。
多分、聞かれた時、
何か知っている職業を言ったのだろう。
私らしいわ〜。
年長さんでは『バレーボールの選手』。
これは…カードをもらった時
『違うし!』と思ったよ。
私は『バレエの人になりたい』と言ったの。
『バレーの人』じゃないよ、先生!
確かに小さい時から背は高かったけどさ。
それを見た母に
『え?そうなの?』と言われた時は
ちょっと悲しかったわ。
でもね〜
その当時の私、
バレエなんて習ってないけどね
何考えてたんだろね〜、私
結局、大きくなっても私は
『看護婦さん』にも
『バレーボールの選手』にもならず、
紆余曲折の末
『フツーのオバサン』になり
平凡に暮らしてますのよ。
めでたしめでたし