教師から受けた理不尽な指導

果たしてアレは『指導』だろうか…?


中学2年の時、クラス委員だった。

朝のホームルームが始まるチャイムが鳴ったら

着席しなければならない。

先生が来る前に皆に声をかけ

着席させておくのが

クラス委員の仕事の1つだった。


反抗期真っ盛りの中2、

いくら声かけても着席しない。

私も立ち上がって

『座ろ〜!』と大声を出した。


その時、教室のドアが開き

担任が入ってきた。

入ってくるなり

『今立っている者、前に出ろっ!』と

担任は叫んだ。

やんちゃな男子5〜6人と

クラス委員の私…。

何故立っていたのか、理由は聞かれなかった。


着席していたクラスの皆は

『〇〇さん(私)は座るように

声かけていただけだ』と

担任に言ってくれたが

聞き入れてもらえなかった。

連帯責任…てヤツか?


その担任は定年間近のオジサンで

戦時中、兵隊に行ったような人だったから

普段からも、『鬼』。


『歯をくいしばれ〜!』と言って

1人ずつ、教卓の上に置いてある

黒い硬い表紙の出席簿で

頬をバシ〜ン!と叩かれた。

女子に手加減はなかった。


頬は真っ赤に腫れた。

後にも先にも

頬を叩かれたのはコレ1度きり。

そりゃ、そうだよね、

クラス委員やるような子だったのだから。


ものすごく痛かったけど、

アホらしくて涙も出なかった。


その後、大人になってから

たま〜にあの時のコトを思い出す。

頬を叩かれる経験をして

良かったのかもな〜…って思う。

理不尽に叩かれる痛みがわかったもんね。


それからもう1つ学んだことがある。

何か問題がおきたら

きちんと理由を聞いてから判断すること。


とにかく私、優等生だったから

もしかしたら、担任も

『これは良い機会』と考えたのかもな。

それは良く考えすぎか(笑)。

でも、その後の私の考え方に

大きく影響を及ぼした出来事であることは

確かだよな〜。










 

 

 

 

 

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