そのテレビ番組とは「LOVE LOVEあいしてる」という番組で「堂本兄弟」の前身にあたるものです。
KinKi Kidsや吉田拓郎らが毎週一組のゲストを招き、トークやセッションをする音楽番組である。
その番組の中で「カムカムギターキッズ」というコーナーがあり、吉田拓郎や坂崎幸之助といった大物がKinKi Kidsの二人にギターを教えるというものだった。
当時の僕は食い入るようにこの番組を見ていた。
そして僕が練習することになった曲も、その番組の主題歌となっている「全部だきしめて」である。
吉田拓郎氏がKinKi Kidsに楽曲提供をし、青の時代と両A面シングルとして98年にリリースされ大ヒットしている。
僕は約半年ほど、この曲と毎日向き合い時折挫折しながらも一曲を通して弾けるようになった。
本屋に行くとギターコードであしらわれた「歌本」があり、それを買って次の課題曲を見つけたものです。
「全部だきしめて」の次は、19やゆず、福山雅治などアコギで奏でやすいものをよく選んでいました。
引っ込み思案の僕がギターを弾いている噂がどこからか広まり、ある友人からギターを教えてほしいと言われた。
僕は教えるほどまだ上手くはなっていなかったので一緒に練習していこうと誘った。
僕は自分のギターを買い、彼もまた自分のギターを購入した。
僕たちは素人ながらも歌うパートを分けたり、時にはハモってみたり。
ハモリとは何ぞやなんていう壁にもぶち当たったり。
グループでやる楽しさというものを純粋に感じることができていた。
出来たからといって何の特にもならない。
そんな何の特にもならないことに時間を割き、真剣になれる。
こういう期間のことを青春っていうのかなぁと近々しみじみ思う。
ある日友人がとあるユニットのコピーをしたいと提案してくれた。
そのアーティストこそ、のちの僕の音楽人生に多大なる影響を与えようとは、その時は知るはずもなかった。
つづく