「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」という映画を、朝日ホールの映画館でやっていたので見に行った。たまたま時間を持て余していて、1日で安かったのでw




ちょっと前に、ザ・シンフォニーホールの演奏会のチラシを見た気がしたが、まさか、こんな大ケガで苦しんでいたとは・・・


昔、レコード芸術のプレゼントで当たった、彼の「バッハ リサイタル」は、今でもお気に入りのCDだ。「主よ、人の望みの喜びよ」が特にいい。




努力の結果、大ケガを克服し、再び演奏できるようになるまでに回復した姿に、勇気をもらえた気がする。


時間が空いていて、1日でたまたま安かったので気まぐれに見に行ったが、いい映画と出会えて、幸運な日だったと思う。



まず「交響楽団いちご組」というネーミングが素晴らしいw

ライネッケもブルッフも、大好きな作曲家だ。
彼らの交響曲を生演奏で聴ける機会など、そうそうない。
練習は月1回だそうで、それでこれだけ演奏できるのは、大したものだ。

僕が、アマチュアや学生のオケばかり聴きに行くのは、もちろん懐具合のためなのだが、こうして気軽にフラっと聴きに行って、気軽にカンパして、というのも、普通のプロのコンサートとはまた違った趣きで楽しいものだ。

「アマチュアこそ、音楽の本道である。」芥川也寸志

「人生には、生きがいとか、生きる意味とか目的とか、趣味とかか゚必要だ」と言い、そういったものがなければ、「人生が無意味」だとか「生きることが苦痛だ」だと思うそのたびに、人間は、自分で自分を「不幸」だと思い苦しむだろう。


人間以外のすべての動物や植物は、(動物園の動物ですら、)自分が「不幸」だとなどとは微塵も感じず毎日を暮らしている(ように見える)。


人も動物も植物も、ただ産まれ、生き、死ぬ。


それ以上の「意味」や「目的」を考えることは無意味だ。そんなことを「考えざる得ない」肥大化し過ぎた異形の脳を持ったことが、異形の生物である人間の悲劇であり原罪であろう。