静かな夜に、タイヤとアスファルトがじりじりと間延びするリズムで擦り合う音が鳴る。
すっかり冷えきった何十分か前にファミリーマートで買った温かかったペットボトルに温もりを求めて、ダウンジャケットのポケットの中で左右に振ってみた。少しだけ温くなったが、温かさを右掌に伝えるほどの力強さは無く、次第に温もりは何処かに消え失せていった。
月が電線を横切って、二階建てのアパートへ隠れた。
君に好きだなんて言わなきゃ良かった。
心に良くない何かが胸の辺りから溢れてきて、僕はそれを部屋にこぼしたくなくて、静かな夜に自転車を走らせている。

涙を流さないように。
心を乾かすように。

さよなら。
バイバイ。

さようなら。

彼女は友達とルームシェアをしている。

でも、近々、やめるそうだ。

実家に帰るそうだ。

原因は僕と付き合い始めてから起きた「溝」。

でも、彼女は、絶対にそうではない、と言う。

だから、好きでいてほしい、と言う。


話してくれてありがとう、という気持ちがある。

でも、もちろん、なんとかルームシェアをやめないでほしい、とも思う。

そう伝えると、もう決まったことだから、と言う。


包み込んであげたいなぁ。


初めまして、
が、今日は二つ。

ひとつは、アメブロ。
ひとつは、ミルクシーフードヌードル。

大人になると、初めましてでもそこになかなかぎこちなさは設けられなく、それは何となく夏休みの残り日数を数えているとき感じに似ているように思います。

***
僕とアメブロの関係
休みの日に久し振りに早起きをした。
折角なので、バスで出掛けた。
空は高く遠いが、夏に向かい青さが増しているように感じた。
書店で浅野いにおさんのファンブックのようなものを買い、帰ろうかとバス停の長椅子に腰を下ろしバスを待っていると、小学校の高学年か中学生くらいの女の子が話し掛けてきた。
言いにくいが、知的障害を持つ子のようだった。
僕を発見すると、様子を伺いながら少しずつに歩み寄ってきて、隣に座った。
その距離が異様に近く両膝の向きが僕の居る方角に30度程傾いていたのに気が付いた時、不味いと思った。
座る直前に一瞬目があっていた時に何らかかの態度を示すべきだったか、とも思った。

彼女は始めに、こんにちは、と切り出した。
僕はまいったと思いながら、こんにちは、と何気無く洋服店の店員さんへの挨拶と同じように応えた。
するとすぐに彼女は、名前は、と尋ねてきた。
愛想良く振る舞いすぎたか、と少々後悔したが、あからさまな態度を取っても、社会的弱者の配慮の無い人として問題のある奴だと思われかねない。
僕は名字だけ伝えた。
目線を合わせるつもりは無かったが、一度目と二度目で聞き取って貰えなかったので、三度目で目線を合わせてしまった。
これに気を良くしてしまったのか、この後、どこでバスを降りるのか、私の名前は、私の名前を手話でやると、今日の天気は、二人きりですね、とか、ひっきりなしだった。
バスが来るまでまだ10分程あった。
バスの中までついてこられたら、誘拐犯だと間違えられかねないと思った。
僕は席を立ち、どこにいくのかと尋ねる彼女の声を背中で弾きながら、違う建物へ歩き去った。
マックで鞄の中に入っていた小説を読み、2本のバスをやり過ごした。

漸く家に着いたら、昼だったので、以前気になって買ってみていたミルクシーフードヌードルを食べることにした。

湯を沸かし、内側の線までそれを注いだ。

少し暇になったので、正月に姉がしていると言っていた、アメブロをしてみることにした。

***

高校生の時以来、多分初めてケータイでブログを打ちました。
手が疲れる。
今度はパソコンからにしよう。