静かな夜に、タイヤとアスファルトがじりじりと間延びするリズムで擦り合う音が鳴る。
すっかり冷えき った何十分か前にファミリーマートで買った温かかったペットボトルに温もりを求めて、ダウンジャケットのポケットの中で左右に振ってみた。少しだけ温くなったが、温かさを右掌に伝えるほどの力強さは無く、次第に温もりは何処かに消え失せていった。
月が電線を横切って、二階建てのアパートへ隠れた。
君に好きだなんて言わなきゃ良かった。
心に良くない何かが胸の辺りから溢れてきて、僕はそれを部屋にこぼしたくなくて、静かな夜に自転車を走らせている。
涙を流さないように。
心を乾かすように。
さよなら。
バイバイ。
さようなら。
すっかり冷えき った何十分か前にファミリーマートで買った温かかったペットボトルに温もりを求めて、ダウンジャケットのポケットの中で左右に振ってみた。少しだけ温くなったが、温かさを右掌に伝えるほどの力強さは無く、次第に温もりは何処かに消え失せていった。
月が電線を横切って、二階建てのアパートへ隠れた。
君に好きだなんて言わなきゃ良かった。
心に良くない何かが胸の辺りから溢れてきて、僕はそれを部屋にこぼしたくなくて、静かな夜に自転車を走らせている。
涙を流さないように。
心を乾かすように。
さよなら。
バイバイ。
さようなら。