一花繚乱 | 風の吹くまま

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怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

推し活、演芸日記。

 

春風亭一花「一花繚乱」、久しぶりです。

 

以前は赤坂でやっていた会でコロナ禍以前は

よく通っていたのですが、場所が日本橋社会教育会館になってからは初めてで。

会社帰りに水天宮へ。

初めて来ましたが、なかなか立派な会場でした。

 

開口一番、前座は入船亭扇ぢろさん「悋気の独楽」の後、主役登場です。

一花さん、何が来るかなと思ってたら珍しく「たらちめ」。

実はこの噺、ロコ輔が初めて人前で演った噺でした。

もう10年以上も演っておりませんが・・・。よく言われているようにサゲがわからない噺なので。

前座噺なのですが、上手い人が演ると、これがなかなか面白いのです。

 

旅公演の話をはさみつつ、いよいよ本日メイン、ネタ出しでネタ下ろしの「船徳」。

昨日「あがった」ばかりの噺とのことで、緊張感がありましたが、長丁場、

しっかりと聴かせていただきました。ネタ下ろしとは思えず、笑いました。

落語には季節感がありますが、夏のこの噺、大好きなのです。

旬の噺を聴けるというのが落語の楽しみのひとつです。

 

仲入りをはさんで、後半は「子別れ」。

実はこの噺、二葉さん、たけ平師匠に続いて、今年3回目でしたが、

やっぱり演じる人によって全然印象が変わります。

子どもの亀をどう演るか、おかみさんをどう演るかが肝だと思います。

一花さんらしい、子どもとおかみさんが出てました。

いつか演ってみたいネタのひとつです。

 

 

お見送りで差し入れをお渡し。

贔屓にしている芸人さんから「お久しぶりです。ロコさん、お元気でした?」

言われるって・・・「面目ねえ」。

一花さんは前座の頃からずっと「推し」だったので、またしっかりと通おうと思いました、はい。

「芸は人なり」とは小さん師匠の言葉ですが、本当に人柄がすごくよくて、気配りができて、

芸も達者な一花さんなのです。

ネタ下ろし、お疲れ様でした。

 

 

・・・ということで、

今日の1曲目は、最近よく聴いている、私のアイドル2トップだったひとり、

木之内みどりさんで「東京メルヘン」。作曲は拓郎さん、アレンジが石川鷹彦さん!名曲!

https://www.youtube.com/watch?v=3uPSgNToTlQ

 

 

【演目】

入船亭扇ぢろ「悋気の独楽」

春風亭一花「たらちめ」

一花「船徳」

<仲入り>

一花「子別れ」