今日は、「言の葉シリーズ」です。
「人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。
ただそれだけの理由なのだ。」
向和尚が、先日の法話で紹介されていた、ドフトエフスキーの名言です。
うーん、さすがはドフトエフスキーだと深くうなずきました。
毎日毎日、仕事への不満やら日々の不平を嘆いている私たち(私だけ?)ですが、
毎日ご飯が食べられて、暖かい布団で眠れる、それだけでもどれほど幸福であることか。
それをつい忘れてしまうのですね。
他にもドフトエフスキーの名言はたくさんありますが、少しだけご紹介します。
「人間というものは、不幸の方だけを並べ立てて、
幸福の方は数えようとしないものなんだ。」
これは冒頭の名言と近いですね。
人はどうしてもマイナス面に心をフォーカスしてしまいます。
本当は結構幸せにやってるんですよね、私たちって実は。
「神が存在しないならば、私が神である。」
これは文豪ドフトエフスキーらしいひと言ですね。ある種、真理だと思います。
「神と悪魔が戦っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。」
うーむむ。これは、よくマンガにされる、天使と悪魔ですね。
人の心を戦場と言うあたりがドフトエフスキーらしさですね。
まだまだたくさんあるのですが、
最後に、ひとつ、特にいいなーと思ったのがこれです。
「一杯の茶を飲めれば、
世界なんか破滅したって、それでいいのさ。」
ドフトエフスキーっぽくない言葉ですが、ドフトエフスキーって
堅苦しいイメージがありますが、実はお茶目な人だったのかなと思える言葉です。
ちょっと笑ってしまいました。
やっぱり文豪、一筋縄ではいかないですよね。
昨夜、「村上RADIO」を聴いたせいでしょうか、今日のブログ、
何となくラジオでしゃべってる村上さんっぽくなってしまいました(笑)。
そのうち、村上さんの名言も紹介しないと怒られちゃいますね。
ね、猫山さん。
猫山:ニャーオ。
それでは、また。
ロコ沢井でした。