文字にアウトラインが作成されていないAiファイルが送られてきて、ファイルを開こうとしても同一フォントを持ってないために正しく表示出来ずに困ったことはありませんか?
そんなとき、ファイルをなんとか正しく開くことは出来ないのでしょうか?
□ 表示させるだけなら「配置」で
そんなときは、新規のファイルを開き、そこに「配置」することで表示することが出来ます。
・ファイルを「配置」する方法
まず、新規のファイルを作成します。
上部メニューバーから、「ファイル」→「新規」と進むか、「⌘+N(win Ctrl+N)」を押してください。
この様なウインドウが開きますので、任意のサイズで「作成」してください。
新たなドキュメントが出来たら、次は「配置」です。
上部メニューバーから、「ファイル」→「配置」と進むか、「Shift+⌘+P(win Shift+Ctrl+P)」を押してください。
この様なウインドウが開きますので、開きたいファイルを選択し、「配置」をクリックしてください。
すると、マウスのポインタが
この様になりますので(上例のロコプリロゴ部分は配置するファイルのプレビューですので、ファイルごとに変わります)、任意の位置でクリックすると、
この様に、配置することが出来ました。
アウトラインが作成されていないファイルでも正しいフォントが表示された状態で開くことが出来ました。
この状態で印刷も可能です。
しかし、「埋め込み」をしてしまうと、アウトラインが作成されていない部分が正しく表示されなくなります。
このデータの文字にアウトラインを作成することは出来ないのでしょうか?
□アウトライン作成なら「透明部分を分割・統合」
さて、それでは、アウトラインが作成されていないデータにアウトラインを作成したい場合はどうすればよいでしょうか?
・アウトライン作成の方法
先程配置した画像を選択した状態で、
上部メニューバーから「オブジェクト」→「透明部分を分割・統合」と進んでください。
この様なウインドウがでますので、「すべてのテキストをアウトラインに変換」にチェックを入れ、「OK」をクリックしてください。
これで、アウトラインの作成が出来ました。
画像には、クリッピングマスクがかかっておりますので、必要に応じてマスクの解除(mac ⌘+option+7 , win Ctrl+Alt+7)を行い、グループ化されている場合は、グループの解除(mac ⌘+shift+G , win Ctrl+shift+G)を適宣すれば、個別に編集可能です。
アウトラインが作成されておりますので、所有していないフォントでの文字の編集は出来ませんが、これで、オブジェクトの編集が出来るようになりました。
□表示・アウトライン化出来ないケースも
さて、文字にアウトラインが作成されていないファイルを表示・アウトライン化する方法を解説してきましたが、上記の方法が取れない場合がございます。
・「PDF互換ファイルを作成」にチェック
保存時に「PDF互換ファイルを作成」にチェックを入れて保存されたファイルのみ、上記の方法を取ることが出来ます。
つまり、「PDF互換ファイルを作成」のチェック外して保存されたファイルは、残念ながら正しく表示・アウトライン化することが出来ません。
□文字の太りが気になる場合
「配置」で表示された画像の文字は、ヒント情報(フォントの大きさに応じて表示方法を補正するための情報)が残っておりますので、アウトライン化された文字の印刷太りが気になる方は、アウトラインを作成せず、保存時に「PDF互換ファイルを作成」にチェックを入れて保存したものをお送り下さい。
※ 念の為アウトライン化したファイルも同封していただきますようお願いいたします。
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