QRコードに必要な大きさ知ってますか? ※追記アリ 〜QRコード記載時の注意点〜 | 名刺通販『ロコプリ』の役立つ?ブログ

こんにちは、名刺印刷・名刺作成のロコプリです!

スマートフォンの普及によって、更に見かける事が多くなったQRコード。

最近は、ブログやSNSのURL、LINEなどのメッセージアプリの連絡先などをQRコード化して名刺に記載する方も多いのではないでしょうか?

さて、QRコードを名刺に記載する場合、幾つかの注意点がございます。

□ 推奨実寸サイズ

QRコードは、印刷する際に、
20mm × 20mmのサイズを推奨しており、
91mm × 55mmの名刺サイズに配置すると

上図の枠に対し黒■の大きさになります。結構な大きさを確保しなければいけない事が分かります。

※上記につきましては、本記事下部に追記をしました!

これは、推奨サイズですので、小さくしても読み取れる可能性はありますが、そこで、もう一つの注意点があります。

□ 文字数によってセルの大きさが変わる

 

QRコードは、内容に含める文字数によって、コードの中の一番小さい正方形1マス=セルの大きさが変わります。(QRコードの実寸面積を同じとした場合)

http://locopri.com QR

「http://locopri.com」と表示する場合

HP: http://locopri.com Mail: info@locopri.com QR

「HP: http://locopri.com
 Mail: info@locopri.com」
と表示させる場合

上記の様に、文字数が多い物の方がセルが小さく、コードが複雑になっているのが分かります。

また、QRコードには、少々の汚れ等があっても読み取れる「誤り訂正」を含ませる事が出来ます。

この「誤り訂正」は、作成時に補正度を設定出来ますが、補正レベルを上げて作る程セルが小さくなります。

セルが小さくなり、コードが複雑になるほど、印刷後読み取れない可能性が高くなりますので、QRコードの実寸サイズを大きく確保する必要があります。

□ QRコードがリッチブラックになっていないか

QRコードを記載したデータを作成する場合、QRコードは、グレースケールに変換しておく事をお勧めいたします。

殆どの場合、WEB等で作成したQRコードは、黒一色に見えますが、イラストレーター上に配置すると、リッチブラックになっています。

オンデマンド印刷では、トナーという微細な粉末を用紙に定着させることで印刷しています。

その特性から、ブラックは、K100%でも十分な黒さがあります。

リッチブラックで印刷すると、黒の深みは増しますが、文字太りや、オブジェクトの滲みにつながる事があります。

QRコードが滲むと、読み取りに不具合が生じる事がありますので、グレースケールに変換しておきましょう。

イラストレーターに配置したQRコードをスポイトツールでチェックしてみると・・・

画像の様にかなり濃いリッチブラックになっています。

このままでは、滲みの原因となりますので、グレースケールに変換します!

対象のQRコードを選択した状態で、

上部メニューバーから、
編集 → カラーを編集 → グレースケールに変換
これで完了です!!

スポイトツールでチェックしても、ちゃんと、K100%になっています!

□ 黒以外のカラーのQRコードでは

 

最近は、ブラック以外のカラーのQRコードも見かける事がありますが、その場合は、なるべく背景のホワイト部分とのコントラストが高いカラーで作成し、大きさも充分取る様にしてください。

使用するカラーや、記載する実寸サイズによっては、コードのセルが潰れ、読み取れない可能性があります。

特に淡いアミ表現色を使用した、
推奨サイズの20mm × 20mm よりも小さいコードに関しては、読み取れない可能性があります。 ※ 本記事下部↓に追記アリ

また、モノクロ印刷でご注文の際に、QRコードが、リッチブラックのままになっている場合(カラー扱いとなります)、思わぬトラブルを避ける為にも、グレースケール変換を行っておいてください。

□ QRコードの背景について

 

QRコード上に色を被せたり、背景の上にQRコードを置かない方が良いです。

デザイン上どうしても、背景や、べた塗り上にQRコードを置く場合、QRコードの周りに、白で上下左右に4セル分の余白がある事が望ましいようです。

また、誤り訂正の機能を見越して、QRコード上に小さくロゴなどを載せているものを見かけます。
実際に読み取ることは可能かと思いますが、推奨はされておりませんので、読み取れない可能性も考慮し、自己責任にて記載してください。
※ コード内に自由に使えるキャンバス領域を持ったフレームQRというものがあるようです。

QRコードを含めたデータで、データ入稿名刺をご注文の際は、上記に注意し、一度ご自身で紙に印刷して、読み取りテストを行う事をお勧めいたします。

ピントが合わないと、読み取りできませんが、ピントの合う距離まで離すと小さく写り読み取れないQRコードは、ピントの合った状態でズームしてみてください。

また、印刷物という性質上、常に同じ結果が出るとは限らない事をご理解いただきます様お願いいたします。

オリジナルデザイン名刺にQRコードを入れてご注文を考えの場合は、上記のことも含めてご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

□ 追記! 〜公式読み取りアプリ〜

この記事を最初に書いた当初は上記の条件となっていましたが、再度調べてみると、株式会社デンソーウェーブによるQRコードの公式サイトが更新されており、公式のスマートフォン用読み取りアプリが公開されていました。

公式アプリでは、今まで読み取りづらかった小さいサイズのQRコードも読めるようになっており、実際に印刷して確認してみたところ、セル1個が0.17mm × 0.17mm(試しに印刷したQRコードは全体で5mm × 5mm弱 K100%)という驚くほど小さいサイズのQRコードでも読み取り可能でした!

実際に印刷する際は、気候や用紙等の条件により全く同じ状態の印刷が可能とは限りませんし、全員がスマートフォンを持っているとは限りませんので、あまり小さすぎるQRコードの配置はお勧めできませんが、ある程度のサイズが確保できれば、20mm × 20mm程の大きさはなくて良さそうです。

あまり小さいとデザイン的にもQRコードが目立ちにくいですし、名刺に記載するQRコードはあくまでも読み取ってもらうことが目的ですので、小さくても10mm × 10mm ぐらいが実用的ではないでしょうか。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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