21日。関東に戻った。
夕方、夫と話し合いをした。
相変わらず平行線だった。
出会い系サイトのことを認めた。
入会したのは、友人の頼みがあったから。
風俗嬢の調査のため。と言った。
その後も出会い系をしてたのは、嫁がやらせてくれなかったから。
嫁と結婚しなかったら、中国人と結婚していたかもしれない。
中国人に日本国籍をと取らせるために。
もう話し合うことは、諦めた。
今後のことは、弁護士を通して決めます。と伝えた。
その日の夜、夫がベッドに入ってきて、抱きしめてきた。
そして、「ごめん」と、言った。
夫が初めて謝罪した。
びっくりした。
「数時間前と態度が違うけど、どうして?なにがあったの?」と夫に聞く。
「考えたんだ。もしかしたら、自分が間違っているんじゃないかって。
嫁と付き合う前と、今何が違うんだろうって考えた。
昔は、気持ちに余裕があって、やるべきことがなかった。
今は、気持ちに余裕がなくて、やるべきことがある、やらなきゃいけない。」
「家族が出来て、たくさんお金を稼ぐ必要があった。そのためには仕事をしないといけなかった。
自分の尺度では、出来るのに、出来ない人を見て、イライラした。
でも、自分はみんなより早く歩きすぎたんだと思う。」
ポツリポツリと話し始めた。
「お金よりも、安心出来る、協力し合える家族が欲しい」
私は、泣きながら言った。
「ごめん。気付けなくてごめん。」夫は、何度も言った。