私は4歳から片親育ちです。
母一人子一人。
母は保育士でした。
そして語弊があるかもですが
京都人らしく表裏があります。

母はお嬢様育ちで
離婚した頃は1度も社会経験がなく
母一人子一人になったものだから
私の幼少期はそれなりに壮絶だった。

そんな私ももう40代で
子供もいる身だけど
未だにその頃の事を覚えている。

母の口癖は……忘れただけど。

私の母は立派な保育士だったけど
母親としては反面教師
特に何も参考に出来ません。

強いて参考にするなら
忙しくない時
気持ちが落ち着いている時
休みの日に色んな所に連れてくれた事
それぐらいで
他は全て反面教師にしています。

母はAB型だからか?
お嬢様育ちでワガママだからか?

突然スイッチが入って
イライラモードMAXになり
暴言を吐く
手を上げる

私の幼少期はそれが当たり前。

泣けば
「ピーピーピーピー泣きやがって!」
泣かなければ
「可愛げがない!」

気に食わない事があると
「あんたなんか産まなきゃ良かった」
「橋の下に捨てたら良かった」
「あんたのせいで私は大変になった」
と怒鳴られる毎日

叩かれるのも当たり前
蹴られるのも当たり前
引っぱたかれるのも
髪を掴んで引き摺られるのも
日常茶飯事

「手を出せ!」
「腕を切ってやる!」と
ハサミを持って追いかけられるのも普通

それでも子供は不思議なもので
「大人になったら
自分が母を支えなきゃいけない」
なんて考えていたものです。

今の世の中でも良くある
子供への虐待

なぜ逃げなかった?
なぜ助けを求めなかった?
なぜ助けられなかった?
なぜ守ってあげられなかった?

そんな議論や世論はあっても

辛くても悲しくても苦しくても
子供にとって親は親で
数少ない幸せな時間を思い
親を信じて 大人を信じて
自分が悪いからと自分を責めて

どうする事も出来ないんだろうと
自身の経験から感じる事があります

ただ私の親のズルい所は
自分のやった事を
いつも「忘れた」と逃げる所

正直…… ダサい カッコ悪い 情けない

大人気ない

いくつになっても
そこは変わらない

そして、どんな事があっても
自分の友達や親戚
私と関わりの無いところに
私が悪者で自分は善良で
理不尽な扱いを受けていると報告する

いや、言いふらす

自分の付いた嘘を
いつの間にか自分で真実だと
思い込むのでしょうか?

今回もそんな事がありました。

こういう事が度々あると
やはり思います。

私はこんな親にはなりたくない……と。

私にとって子供は
子供であるけれど、まずは人です。

私は親だけれど、まずは人であって
親にならせてもらってます。

親だから偉いとか
親だから子供より上だとか
そんな基準で子供を見たことはなくて
私は子供からたくさんの事を学んで
たくさんの事を与えてもらって
日々、人として成長させてもらってます。

だから、例えば
叱っている最中で
子供が傷付くような事を
私がついつい言ってしまったなら
私はその事について
なぜそのような事を言ってしまったのか
きちんと自己分析して子供に説明し
誠心誠意 謝罪します。

私たちの親として 大人としての姿は
子供が大人になった時
自分の家族や子供、大切な人に
どう接する人になるか?

子供たちの今は
未来のための今だと思っているからです。

いじめられた子が
「いじめられた」「悲しかった」「辛い」
と声を上げても
「忘れた」「知らない」と片付けられる事は
良くある事かも知れない

でも、良い大人がそれをするって
なんかとても残念に思います。

ましてや元は立派な保育士なのに。

保育士の仮面を外し
親になった時
自分の親がその程度のレベルの人
ということが非常に残念です。

また今日も
私の知らない所で
私は悪者として扱われているでしょう。

だけど慣れっこにはなりたくない。

なので今回の「忘れた」を
私は許しません。

詳細はまた書きたいと思います。