ミャンマー政府軍は、ミャンマーとタイの国境で、ミャンマー最大の電子詐欺パークが集中しているミャワディを失った。ミャワディは約20万~30万人の電子詐欺犯が集中する重要な町といえる。かつてこの地域はカレン軍によって占領されていたが、その後カレン軍は内部抗争により分裂し、カレン仏教徒軍がミャワディを占領した。双方からの攻撃を避けるため、カレン仏教徒軍はビルマ軍に降伏し、その指導者はスーシット・ドゥとなった。カレン国境警備隊とミャンマー軍の関係は、地方軍と中央軍の関係に似ている。しかし4月10日、ミャワディのビルマ軍が敗北したとの知らせが入り、彼らを攻撃したのはカレン民族連合の軍隊であった。