カワサキ ニンジャ250R 紛失鍵作製
先日、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットに行ってきました。
ちょうど8耐のあった日で、他県から単車に乗ってやってきたお客様がカギを紛失し
大変お困りとの案件でした。
KAWASAKI NINJA(ニンジャ)250Rです。
13:00 当社の隊員Kくんが現場到着、現地で大汗を掻きながら作業中。
彼は入社2年目で腕前の方も上がって来ました。原付・単車のカギ作製は300台くらいやっています。
15:30 しかし、その隊員Kくんから泣きの電話が入ります。
隊員K 「なんかカギがおかしいです」
私 「おかしいのは お前だ!
もうちょっと頑張りなさい カワサキの鍵ならM285,M394のどちらかでしょう。」
18:30 私が晩ご飯を食べている時に思い出しました。そういえば隊員Kくんから完了の連絡がありません。
きっと報告を忘れているのでしょう。ちょっと電話してみます。
私 「どうだい?まだやっているのか?」
隊員K 「はい、やっとタンクとシートの鍵が1本の鍵で回るようになりました。」
私 「ほとんど進んどらんやないかい!しっかり頼むよ。」
20:00
隊員Kくんから電話です。終わったのかな?
隊員K 「お客さんが電車で帰宅するそうです。残念ながら今日は時間切れです。」
私 「おいおい、何を勝手に終了しようとしているのかね君は。単車は置いてあるんだろう?
お客さんが居なくても作業は出来るでしょう。カギが完成するまで帰ってこなくてよろしい!」
何故こんなに厳しくするかと言うと、難しいカギに当たった時には「絶対に自分がやり遂げる!」という
意志がないと出来ません。 それを教える為にわざと厳しくしています。頑張れ隊員Kよ!
21:30
まだ出来ていないみたいなので、応援に行きます。私の自宅から鈴鹿サーキットまでは60kmくらい
高速を使っても1時間半くらいかかります。
23:00
現地到着です。
隊員Kよ!よく頑張った。私が来たからにはもう大丈夫 まかせておけ。
おもむろに鍵穴を覗いてみます ふむふむ
隊員Kよ このカギは確かに何かおかしい。ごめんよ さっきは怒ったりして
ブランクキーがM285でもM394でもありませんでした。KA33というブランクみたいです。
M394をちょっと加工するか、もしくはM297のストッパーを切り上げて使います。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤の末 ついに自信作が出来上がりました。
久々の大ハマりです。 参りました。
カワサキニンジャの依頼が今後来るかどうか分かりませんが、
KA33のブランクを取り寄せて、ゲージを作っておこうと思います。
次回は30分くらいで出来ます。(多分)
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