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ヒースロー空港に限らず英国の空港の出入国手続きには、eゲートと呼ばれるパスポートデータによる顔認証が導入されていて条件を満たせば自国民以外も利用可能となっている。
ICチップ入りパスポートの所持者、且つ10歳以上、且つ国籍が英国市民、EU加盟国、オーストラリア、カナダ、アイスランド、日本...なんとかかんとかなんとかかんとか
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今では特に珍しくもなんともない顔認証の顔パス自動化ゲート
だが、
私たちのイギリス出国のこの時この年は、ヒースロー空港でついにICチップ搭載の生体認証情報のパスポートを所持する18歳以上の日本国籍を持つ日本人という条件付きでこの自動化ゲートが利用可能になり、利用可能になってからほんの数ヶ月のことであった
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イギリスの主要空港の出国審査に長蛇の列ができるのは日常茶飯事でなんたらなんたら不必要な行列を減らし手続きを迅速化するため多くの空港で自動パスポート・コントロール・システムが導入されています。これらはeゲートと呼ばれなんとかなんとかeゲートを利用するには乗客が最新の生体認証パスポートを所持していることが不可欠でパスポートのチップに保存された情報はスキャンされ読み取られ顔認識やなんとかかんとかなんとかなんとかでぬeゲートの前に立っている人物と照合され本人確認を行いゲートが自動的に開くが、本人の認証が出来ない場合はゲートは閉鎖されたままで入国管理局の職員が問題の解決にあたりなんたらなんたら
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出国審査の長蛇の列の最後尾に並ぼうとして、
What is your nationality?
空港係員に呼び止められる
I am a citizen of Japan.
おっ、
じゃあこっちこっち、こっちにおいで
このeゲートで出国審査できるよ
ほんと?
EU国籍以外もできるようになったんだッ♡
どれどれ、と
eゲートの中に入りパスポートの写真ページをスキャン
と、
私の立っている正面のスクリーンに内蔵されているカメラが動き出す
ジージージージージージージージージージージージージージージーイイイイイイイ
...
このカメラで撮られた写真は入国審査官によってパスポートの写真と照合され、両者が一致し、且つその他の詳細のすべてが確認され何も問題がなければ入ってきたゲートの反対側のゲートが開かれ出国が許可される、が、正面のスクリーンに「停止」と表示された場合、入ってきたゲートも閉じられ反対側のゲートも当然開くわけもなく直ぐさま入国審査官が武器を持った空港警備の強者と共に飛んでくる
...
...
閉じ込められてしまった
to be continued