いいってば
本当にあなたの助けは必要ないのッ
私の元婚約者
彼はどうしても私に良いところを見せたくて仕方がない
私が友人と一緒にシェアハウスからアパートに引っ越ししたとダンディオーナーに聞いてやって来た
まだまだ引っ越ししたばかりで家具も何もない私たちのアパート
ちょうどTipicoの恋人が彼女の部屋に棚をつけているところを見た私の元婚約者
頼みもしないのに私の部屋にも棚をつけてやると言う
ベットとチビにゃんのトイレしかない私の部屋
レイアウトもまだ何も決まっていない
まあまあ遠慮するなよ気にするなよその壁にそこのところに素敵なキャットウォークを作ってやるよまあ俺に任せておけよと大工に使う道具をTipicoの恋人に借りてきた
私とチビにゃんを驚かせたいいやお前らがいると作業の邪魔になるチビにゃんはほんとうに邪魔だマジ仕上がるまで部屋から出て行けと言う
私の部屋なのに閉め出された
ギイイイイイイイギイイイイイイイギイイイイギイギイイイイイイイガンガンガンガントンチンカンカンガンガンギイイイイイイイイイイイイイガンガンギイイイイドッカンドッカン...
...
とてもスムーズに問題なく行われている音ではない
ちょっと様子見てきてよ
と、
Tipicoが彼女の恋人に頼む
で、
なんだかんだと理由をつけて私の部屋に入っていった
...
偵察で戻ってきた彼は微妙な顔をしている
私の目を見ずにTipicoの耳元にひそひそとささやく
Tipicoが今度はなんだかんだと理由をつけて私の部屋に入っていく
...
戻ってきた彼女もやっぱり私の目を見ない
そして...
やっと終わったのか部屋から出てきた私の元婚約者は私の目を見ることなくちょっと用事ができたんだマジで忙しいんだ今日はこのまま帰るよまた今度ゆっくり来るようんうんゆっくり来るからね今日はさようならさようならといそいそと帰って行った
...
もうなんだか彼の工作のキャットウォークを見るのが恐ろしい
えいッ!
思い切って私の部屋のドアを開ける
!!
...
正面の壁に
めちゃくちゃ大きな
穴が
...
あいている
...
...
あ、い、、つうううううううううううううーーーううッ
to be continued