リノベーションで、

和室二間を洋室一間のリビングに

 

両親の建てた木造日本家屋

リビングの代わりに和室が二間ある

私は和室はいらない

畳に座るよりソファが使いやすい

 

和テイストの家具類を処分

座卓、一枚板の衝立は

引き取ってくれる人がいたのでラッキーだった

 

そして、残されているのは大量の座布団...

 

こんなに必要なのか?

誰が来ていたんだ?

 

どう処分しようかと考えていると、

ひょっこりやってきた伯母に見つかった

 

座卓や一枚板の衝立がないのがバレた

 

和室を無くすと説明すると

ご機嫌がめちゃくちゃ悪くなった

 

非常識だ、と

 

伯母なりの家の定義がある

ご高齢の世代、

先祖代々の土地を、墓を、家を、守る伯母

法事法要で親戚が集まる家

盆や正月も、いつもなんだかんだで賑わう家

そりゃ、和室の部屋が必要でしょうとも

 

激おこの伯母を静かに諭す

 

おばちゃん、

膝が痛いから正座できないでしょ

誰が正座できている?

法事?

お寺でお願いするもん

何年かに一度使うか使わないかの部屋はいらないの

いつも使える部屋が欲しいもん

膝に優しいソファに座ってもらいたいじゃん

 

納得したかどうかはわからない

捨てようとしていた座布団を掴み

 

車に全部運べッ!!

 

と、プンプンで帰っていった

とにかく嵐は去った

処分が必要な座布団とともに

一石二鳥というべきか

 

後日、伯母がリフォームすると言い出した

 

和室を洋室にするッ!

 

めちゃくちゃ心に響いているではないか