いぼ痔?いやいや、肛門管癌です。 -2ページ目

いぼ痔?いやいや、肛門管癌です。

2021年いぼ痔に気付いてジオン注射。
2023年夏、いぼ痔再発?肛門科でもいぼ痔の診断→注入軟膏、軽快せず。
2024年7〜8月に大腸カメラ→肛門管扁平上皮癌発覚。
左鼠径部リンパ節転移有 StageIIIb T1N2M0
同年10〜11月、化学放射線療法(MMC+5-FU+RT)
以後経過観察。

 

 

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皆様、あけましておめでとうございます。

年末年始は心と身体を鎮めるために、おやすみさせていただいておりました。

 

 

パワーをいただいたので、また過去を振り返りながら投稿してまいります🌄

 

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2024年9月、がん治療(放射線治療)によって無精子症となり妊孕性を失うことを説明され、その後、左上腕にCVポートこばんちゃん🐟🪙を宿した。

その更に翌週、妊孕性温存のために精子凍結をしてもらうお話です。

 

 

あらかじめ予約をしてから向かった産婦人科。

独身者は家族と共に来院するよう言われていたため、白い巨塔と同じく、母と共に向かったのですが・・・

 

30過ぎた成人男性ですよ?

小児がんとか未成年なら自明だけども・・・一人じゃアカンのか?

周囲の視線を否応なく感じる。どういう関係?みたいな🫠

同意書だって成人であれば家族の署名捺印不要だし、どうしても解せなかった。

 

(結果的に、治療完遂後の維持ならびに精液検査は一人で行っても問題なかったし・・・初回も一人で行って対応してもらえないことは無いと思うんだよな)

 

あ、配偶者が居る人は絶対に同伴してください。

会える距離に恋人が居る場合なんかも同伴してもらうと良いと思います。

妊孕性温存は将来の人生の可能性を大きく左右する、極めて重要な問題なので。

 

 

さて、産婦人科では以下の流れで対応が進んでいきました。

 

1️⃣専門看護師・医師による問診

 

2️⃣採精室にて精液採取→提出

 

3️⃣精液検査・精子洗浄・凍結

 

4️⃣医師による結果説明

 

では1つずつ振り返ります💡

 

 

専門看護師・医師による問診

紹介状を基に話を進めていただきました。

 

・放射線治療によって高い確率で無精子症になること

・精子凍結には初期費用の他に年単位の維持費がかかること

・初期費用、また人工授精の際に公的補助が受けられること

・人工授精は基本的に顕微授精となること

・所定の年齢または希望したタイミングで打ち切れること

・がん治療から時間が経って復活するかどうかは分からないこと

 

色々と負担がかかる。がんにならなければ考えることも無かったかもしれない。

人工授精は女性側の心体的侵襲もある。

独身だけにその機会があるかどうかは分からないものの、もし機会に恵まれたとしても負い目は感じざるを得ない。

ただ可能性を残す価値がある年齢ということは間違いない。

白い巨塔で説明された通り、話を進めることにしました。

 

 

採精室にて精液採取→提出

 

 

こ、これが噂の採精室…!

エピソードを聞いたことはあるけど、本当に真っ白な空間だな。

 

 

目の前にはこころばかりの支援物資。

(後で聞いたら利用者さんの寄贈品らしい)

否定しがたい平成感。様々なストレスに曝されてボロボロだった自分には力不足🥴

やむなく手持ちのデバイスから使えそうな情報源にアクセス…するも、なかなか奮い立たせられずに若干の焦りを感じた。

 

(後で待ってる人がいたらどうしよう)

(手短に済ませて部屋をあけなければ)

(周りの時が止まってたら焦らずできるのに)

(ここに手伝ってくれるパートナーがいれば苦じゃないのに)

 

などという思念がぐるぐる頭の中を渦巻きつつ、もはや何かのトレーニングのごとく務めを果たしました😞

名前を書いた所定のカップに直接注ぎ込んで提出。

こんな精神状態で良いモノが出せるとは思わず(気持ちの問題)

 

 

精液検査・精子洗浄・凍結

さて、終了連絡をすれば担当医が精液検査と精子洗浄を実施してくれます。

問題がなければそのまま凍結。

この作業は数時間かかるため、自分は昼食をとるため外出していました。

連絡をいただき、病院に戻る。

 

 

医師による結果説明

 

結果、精液には問題がなく、各基準を満たしており凍結保存も完了したということでした。

凍結保存は小分けにし、一度の受精に3本分を使用するとのこと。

治療開始まで何度でも追加保存できると説明を受けましたが、もし使うことになってもそう何度もやることではなく、

 

・最低限必要な量は取れている

・自宅からこの病院までが遠い

 

このことから、この日の分だけでOKということにしました。

 

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さて、後日譚。

肛門管扁平上皮癌の標準治療である化学放射線療法、MMC+5-FU+RTを終えてから4ヶ月後に精液検査をした結果↓

 

 

見事にゼロで驚愕。。

確かに治療前と比べると、出した液体が透明感があるとは思っていたけど…ここまで結果が明らかだと現実を突きつけられたような気持ちになってしまう。

 

ただし洗浄後僅かに観測されたことから、

 

・今後復活する可能性はゼロではない

・年に一度など定期的に確認していくのが望ましい

・この結果を基に避妊が不要ということは明言できない

 

という説明を受けました。

喜んでいいのか悲しむべきなのか分からん…!

 

とにかく言えることは、

後悔だけは無いように選択して

ということだけなのかもしれません。

 

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この傍ら、白い巨塔では各科を横断的に情報共有されるカンファレンスで治療計画を検討してくれていました。

次回の予約は腫瘍内科と放射線治療科。

遺伝子検査結果+治療計画確定説明と、放射線治療で使用する拘束具の製作が待っていました。

 

次回、進路ヨシ。

 

〜続く〜