大分県知事 広瀬勝貞 殿


日出生台での米軍演習に関する要請文


 2月10日から10日間にわたって、日出生台演習場で行われた、9回目の米海兵隊の実弾射撃訓練は、
私たちローカルネット大分・日出生台のカウントで、総砲撃数693発、夜間の砲撃数176発、夜間の
一時間あたり砲撃数43発、夜間砲撃日数7日間と、そのすべてにおいて過去最多を更新。これまでで、
もっとも激烈な実弾砲撃演習が実施されました。

 今年の訓練では、夜間砲撃の着弾音、衝撃、振動が例年より格段に大きく、演習初日には、日出生台
から約30キロ離れた別府市でも30件の問い合わせが寄せられました。地元から再三、自粛要請を行っ
てきた夜間に激しい砲撃を強行したことは、住民感情を逆なでする暴挙であり、住民配慮よりも、自分
たちの訓練を優先する米軍の傍若無人な姿勢を如実に示したものといわざるをえません。

 また、今回は、訓練初日、2月10日の深夜、完全武装し機関銃を持った米兵と、米軍の部隊車列が、
県道へ出てくるという前代未聞の事件も起きました。出てきたトラックは、155ミリりゅう弾砲や貨
物車両などを牽引しており、県道の道幅いっぱいまで広がって通行した当時の状況を考えると、もし、
その時間に、住民の車両が通りかかっていたなら、道路が凍結していたこともあり、大きな事故へつ
ながりかねない危険な状態にあったといわざるをえません。

 日出生台の米軍使用協定においては、この米軍の県道走行を規程する項目こそありませんが、そも
そもこの協定の目的は、「地域住民の不安や懸念の解消を図」るためとあり、今回、日出生台の地元
自治委員から「県道に出さないでほしい」との要請がなされたように、地域住民は今回の事件に大き
な不安と懸念を抱いています。この地域住民の不安、懸念の解消のために、米軍使用協定に、はっき
りと米軍の県道走行禁止について明文化した項目を加えてくださるよう求めます。

 また、報道によれば、これについて、九州防衛局は「県道走行が可能な理由について、日米地位協
定第5条により、施設間の米軍車両の移動は認められている」とコメントしました。しかし、今回の
彼らの県道走行は、日出生台演習場から県道へ出て、その後、また演習場へ戻ったものであり、これ
を地位協定上の「施設間の移動」とするのは、あまりに都合のいい拡大解釈といわざるをえません。

 そもそも、この日米地位協定の第5条「施設間移動」というのは、基地へのアクセスを認めている
ものに過ぎず、そのような拡大解釈は、沖縄でも長年にわたって問題となり、再三にわたって、改善
の要求が沖縄県からなされてきたものです。

 沖縄では、この地位協定第5条の「施設間移動」を名目に、完全武装した米軍部隊が市街地で行っ
てきた行軍訓練が繰りかえされてきました。また、2005年には、沖縄県の公道で走行訓練していた
米軍のトラックが、一般の乗用車と衝突する事故まで起きています。そこでも、防衛局や外務省は
「施設間移動」として、米軍の公道での傍若無人な走行訓練を認める発言を繰り返してきました。

 地位協定については、その他にも17条の裁判権の問題など、米軍に無制限ともいえる特権を与え
る内容が、米軍の野放図な行動や犯罪を生む原因となっているとの指摘がされてきました。日出生
台においても、今回、「施設間移動」という言葉が用いられ、いったん、米軍による事件、事故が
発生すれば、直ちに同じ問題に直面することが浮き彫りとなりました。大分県としても、沖縄県な
どとともに、この不平等、不公正な性格の地位協定の抜本的な改善、見直しを国に対して、求めて
いただけますよう、求めます。

 最後に、そもそも、今回の県道走行などの問題が発生しているのは、年を重ねるごとに、拡大、
激化、多様化している米軍の演習が、いまだ、縮小廃止にならないままに継続し続けていることに
帰因するものです。私たちは、あらためて、日出生台での米軍演習の一刻も早い、縮小廃止と、
そのための実効性ある行動を、大分県に対してお願いするものです。


よって、以下の3点について、大分県に要請いたします。


1,日出生台での米軍演習の縮小、廃止を実現するためにあらゆる手立てを尽くすこと

2,米軍に特権を与えている日米地位協定の抜本的見直しを国に求めること

3,今年、更新される「日出生台米軍使用協定」に、米軍の県道走行を禁止する規程を盛り込むこと


2012年3月16日

ローカルネット大分・日出生台









浦田です。




日出生台での米軍演習について、


下記のような内容で


3月16日(金)15時より、


大分県庁 別館6階 64会議室にて


申し入れを行います。

参加ご希望の方は私までご連絡下さい。

harappa@oct-net.ne.jp

あるいは090-7580-8031


なお、集合は、
3月16日(金)14時30分に、
大分県庁本館ロビー(喫茶店前)に集まって
14時45分頃から要請の会場に移動する予定です。




<会場についてのご注意>
今回は、本館、新館ではなく、本館の道路を挟んだ向こう側


(大分合同新聞側。本館とは2階の連絡通路で繋がっ


ている庁舎)にある、「別館」の6階が会場となっています。






*会場のキャパが
10人ぐらいしか入れない部屋とのことで、


申しわけありませんが、


人数がオーバーしそうなときは


制限をさせていただくこともありますので、
参加希望の方は、どうぞお早めにご連絡をお願いします。






どうぞよろしくお願いします。




 ローカルネット大分・日出生台 浦田龍次










当日、現場での会場確認などのお問い合わせも


090-7580-8031浦田の携帯までお願いいたします。












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大分県知事 広瀬勝貞 殿




         日出生台での米軍演習に関する要請文(予定稿)




 2月10日から10日間にわたって、日出生台演習場で行われた、9回目の米海兵隊の実弾射撃訓練は、
私たちローカルネット大分・日出生台のカウントで、総砲撃数693発、夜間の砲撃数176発、夜間の一
時間あたり砲撃数43発、夜間砲撃日数7日間と、そのすべてにおいて過去最多を更新。これまでで、
もっとも激烈な実弾砲撃演習が実施されました。


 今年の訓練では、夜間砲撃の着弾音、衝撃、振動が例年より格段に大きく、演習初日には、日出生
台から約30キロ離れた別府市でも30件の問い合わせが寄せられました。地元から再三、自粛要請を
行ってきた夜間に激しい砲撃を強行したことは、住民感情を逆なでする暴挙であり、住民配慮よりも、
自分たちの訓練を優先する米軍の傍若無人な姿勢を如実に示したものといわざるをえません。


 また、今回は、訓練初日、2月10日の深夜、完全武装し機関銃を持った米兵と、米軍の部隊車列が、
県道へ出てくるという前代未聞の事件も起きました。出てきたトラックは、155ミリりゅう弾砲や貨
物車両などを牽引しており、県道の道幅いっぱいまで広がって通行した当時の状況を考えると、もし、
その時間に、住民の車両が通りかかっていたなら、道路が凍結していたこともあり、大きな事故へつ
ながりかねない危険な状態にあったといわざるをえません。


 日出生台の米軍使用協定においては、この米軍の県道走行を規程する項目こそありませんが、そも
そもこの協定の目的は、「地域住民の不安や懸念の解消を図」るためとあり、今回、日出生台の地元
自治委員から「県道に出さないでほしい」との要請がなされたように、地域住民は今回の事件に大き
な不安と懸念を抱いています。この地域住民の不安、懸念の解消のために、米軍使用協定に、はっき
りと米軍の県道走行禁止について明文化した項目を加えてくださるよう求めます。


 また、報道によれば、これについて、九州防衛局は「県道走行が可能な理由について、日米地位協
定第5条により、施設間の米軍車両の移動は認められている」とコメントしました。しかし、今回の
彼らの県道走行は、日出生台演習場から県道へ出て、その後、また演習場へ戻ったものであり、これ
を地位協定上の「施設間の移動」とするのは、あまりに都合のいい拡大解釈といわざるをえません。



 そもそも、この日米地位協定の第5条「施設間移動」というのは、基地へのアクセスを認めている
ものに過ぎず、そのような拡大解釈は、沖縄でも長年にわたって問題となり、再三にわたって、改善
の要求が沖縄県からなされてきたものです。


 沖縄では、この地位協定第5条の「施設間移動」名目に、完全武装した米軍部隊が市街地で行って
きた行軍訓練が繰りかえされてきました。また、2005年には、沖縄県の公道で走行訓練していた米軍
のトラックが、一般の乗用車と衝突する事故まで起きています。そこでも、防衛局や外務省は「施設
間移動」として、米軍の公道での傍若無人な走行訓練を認める発言を繰り返してきました。


 地位協定については、その他にも17条の裁判権の問題など、米軍に無制限ともいえる特権を与える
内容が、米軍の野放図な行動や犯罪を生む原因となっているとの指摘がされてきました。日出生台に
おいても、今回、「施設間移動」という言葉が用いられ、いったん、米軍による事件、事故が発生す
れば、直ちに同じ問題に直面することが浮き彫りとなりました。大分県としても、沖縄県などととも
に、この不平等、不公正な性格の地位協定の抜本的な改善、見直しを国に対して、求めていただけま
すよう、求めます。


 最後に、そもそも、今回の県道走行などの問題が発生しているのは、年を重ねるごとに、拡大、激
化、多様化している米軍の演習が、いまだ、縮小廃止にならないままに継続し続けていることに帰因
するものです。私たちは、あらためて、日出生台での米軍演習の一刻も早い、縮小廃止と、そのため
の実効性ある行動を、大分県に対してお願いするものです。




よって、以下の3点について、大分県に要請いたします。




1,日出生台での米軍演習の縮小、廃止を実現するためにあらゆる手立てを尽くすこと


2,米軍に特権を与えている日米地位協定の抜本的見直しを国に求めること


3,今年、更新される「日出生台米軍使用協定」に、米軍の県道走行を禁止する規程を盛り込むこと



                                 2012年3月16日


                            ローカルネット大分・日出生台




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先日、ブログにアップしたタイトル


【戦闘機の低空飛行情報】2月29日午前10時頃、日出生台演習場~由布院盆地周辺を不明機が4回旋回

http://ameblo.jp/localnet/entry-11178777989.html

について、
その後、いろんな方から自衛隊のF4機だろうとのご意見をいただきました。

また、自衛隊湯布院駐屯地にも問い合わせたところ、
調べて下さって、3月6日以下のような説明がありました。


回答は、

当日、その時間、

日出生台演習場では、
国分駐屯地の第12普通科連隊が演習を実施しており、
その演習の「状況付与」として、
航空自衛隊に支援を要請し、
F4EJの支援を受けた。

とのことでした。


連動して、爆弾を落としたと想定して
戦闘機通過時に爆薬を爆破する「実爆訓練」というのを
日出生台でやることがあるのですが、
「それですか?」と尋ねたら、
「実爆訓練ではない」とのことでした。

わからない部分について素朴に尋ねると
再度調べなおしてくれたりと、
とても懇切丁寧に対応をしてくれました。

皆さんもわからないことは最寄りの駐屯地広報に尋ねてみると、
いろいろと教えてくれますし、また住民のいろんな不安な思いなども
聞いてもらえるので、お互いの理解に役立つかと思います。


最後に、要望として、
今回は2機の自衛隊戦闘機がかなりの轟音で、
日出生台の集落の真上を4回旋回飛行し、
話もできない状態となったので、
小さな子どもや赤ちゃんもいる地域であるし、
そのような飛行は控えていただきたいとの
お願いをしました。


湯布院駐屯地の広報もなかなか好感がもてる対応で、
これからもいろいろとお尋ねしてみたいなあと思いました。



日出生台で行われている米海兵隊による実弾砲撃演習。

国と地元との取り決めで
今のところ、実弾を撃つ訓練は、10日間以内とされている。

で、
実弾演習は今のところ、10日間までなのだが、
米軍の滞在期間は、約1ヶ月間にわたって行われていて、
最初の米軍指揮官ケリー中佐は、
「展開から撤収まで、外出も含めて、すべてが訓練であり、公務」と説明している。

ということは、
実弾を撃つ10日間について、
これを監視するために、
ボクらは日出生台演習場を見下ろす高台に監視小屋を置くのだが、
実は、彼らの訓練そのものは、
その10日間の前後の約10日間も行われていることになる。

ボクらが監視小屋から見ているものは、
日出生台での彼らの約1ヶ月の
米軍訓練の中の10日間だけなのだ。

さらに書くなら、広い4900ヘクタールもの広さの日出生台演習場の中の
主に演習で使用する部分を見ているだけであり、
彼らが公称の実弾砲撃時間としている朝8時から夜9時までを見ているに過ぎない。

でも、彼らの訓練は、前に書いたように、
「展開から撤収まで、外出も含めて、すべてが訓練であり、公務」なのだ。

米軍部隊は、日通がチャーターした民間旅客機にのって
沖縄から大分空港にやってくる。
大分空港からはこれまた民間のバスに乗せられて、
日出生台演習場へと入ってくる。

米軍車両、155ミリりゅう弾砲は、
沖縄から日通が手配した民間の貨物船に乗せられて、
大分県が管理する民間港である大分の大在埠頭に陸揚げされ、
その後、日出生台演習場へと運ばれる。
155ミリりゅう弾砲を載せるのは日通のトレーラーだ。

この搬送は、高速道路を使うのだが、
高速に乗るまでと降りてから日出生台に向かうまでの
すべての信号に警察官が張りついて、
信号操作、(あるいは直接交通整理)をおこなって、
米軍の最優先交通を確保する。

米軍の使用する弾薬は、日通のトラック(今年は8台)に載せられて、
佐世保の前畑弾薬庫から高速道路を経由して日出生台演習場へと運ばれる。

これらは行きだけでなく、帰りも同様。
米軍指揮官がいうように、
「展開から撤収まで、外出も含めて、すべてが訓練であり、公務」ということで
考えるなら、
実は、米軍の訓練は、米軍だけの訓練じゃない。

米軍の訓練を支援するために、
民間旅客機、民間貨物船、民間空港、民間港、民間バス会社、民間輸送会社、
警察、自衛隊、民間医療機関と、地域のあらゆる民間機関が動員される。
それらの総合訓練が米軍演習の実態だ。



長々と説明してきたが、要するに、
日出生台での米軍訓練については、
実弾砲撃の10日間だけではなくて、
その展開から撤収までのすべてを見て判断していかなければ、
全体を見たことにはならない。


ここで、浮かぶもう一つの疑問。
「展開から撤収まで」、その「すべて」が日出生台での訓練として見るべきと
書いたのだが、実はそれは、大分に住んでいる僕らから見た視点。

本土移転訓練は、
日出生台だけでなく、北海道矢臼別、宮城県王城寺原、山梨県北富士、静岡県東富士でも
行われている。

そして、これはあくまで「155mmりゅう弾砲の本土移転訓練」部分のみであり、
彼らの意識はもっと大きな全体を考えているはず。

沖縄での訓練もそうだし、
米本土や米軍が持つ海外の基地や演習場も視野に入ってるだろう。

そもそも、米軍にとって、
日出生台という場所での訓練なんて、
彼らの世界中のあらゆる場所で行っている戦闘、作戦行動を支える訓練の
日本で行っている部分のそのまた一部に過ぎないだろう。


部隊を考えてみても、
今、日出生台に移転演習に来るのは
「第3海兵遠征軍第3海兵師団第12海兵連隊第三大隊」とされているが、
これはアメリカの海兵隊の一部であり、
海兵隊は、陸、海、空と合わせた4軍体制を持つ米軍の一部だ。

それらは、分類してみるなら、別れて見えるが、
実は、アメリカの軍事に関わる人たちの意識からは
すべて一体のものであり、全体の戦闘、作戦行動の中で
個別のものが位置づけられているのだろう。





長くなってきたので、そろそろまとめます。

要するに、
なにを言いたいかと言いますと…


日出生台の米軍訓練問題を解決し、
これを縮小、廃止の方向に進めようと考える場合、
目の前に見えている部分だけでなく、
その背後にある全体をきちんと把握していかないと、
この問題の本質や方向性が見えてこないのだろうなということです。



あー、でも、ここまで書いて、
自分で思いっきりため息。

軍事専門家でも、活動家でもなんでもないボクらが
そこまで考えなきゃいけないなんて…。

まあ、結局、


そのときに
やれる人が
やれることを
やれる分だけ

しかできないし、それ以上、やる必要もない。

そうして、日々の仕事や、頼まれごとに対応しながら、
より楽しい、幸せな、より安心で安全な暮らしを
めざすしかないんやろな…

(なんか、ぼやきで終わってもた…)





ほぼ1ヶ月にわたる米軍訓練もようやく終了。
28日、本隊が日出生台から沖縄へと撤収しました。

28日と29日に帰るというのはなんとか発表されたけど、
時間はまったく公表されず。

朝、7時から交代で演習場ゲート前を見張っていると、
3台の亀の井バスが場内へと入っていった。
7時45分頃、3台のバスが演習場を出発。


3台のバスを見送った後、ほっとしていると、
8時頃、今度は、また別の3台の亀の井バスが上がってきた。
第2陣を乗せるためのバスだ。

この3台は9時10分に演習場を出発。
大分空港へと向かった。

この日、
この米軍部隊の撤収を見送るために、
集まったのは7人。

時間が明らかにならないので、
平和運動センターなどは呼びかけができず。
地元の中でもなんとかこの日、
急な呼びかけに対応が可能な人たちだけが
7人集まった。

でもそれでいい。十分な人数だ。

僕らの運動はいつも、
そのときに
やれる人が
やれることを
やれる分だけ。

今日集まった一人、ひとりの思いは
一万人のそれよりもっと熱い。

米軍部隊を見送るために
ボクらが用意した横断幕は「Back to the USA」
沖縄ではなく、アメリカへ帰れ!

「沖縄か、本土か」ではない。
「沖縄からも本土からも」米軍の撤収を求めるのだ。




前夜にちゃかちゃかっと書いた割にはよくできたかな  ^^;



翌29日は、いよいよ最後に残った10人が撤収する最終日。

朝8時頃出ると見ていたのですが、
前日から大雪で出発を早めたようで、
7時40分には演習場を出発。

ぎりぎり間に合って、なんとか見送り。
この日は3人で見送った。

いつも、この最後の米軍の見送りは、
どんなに人数が少なくても必ず参加するようにしている。

28日の方は、新聞記者が一社だけ来ていたが、
29日はマスコミはゼロ。

でも、そんなことは問題じゃない。

ボクや衛藤洋次さんなんかにとって、
この最後の見送りは、
誰のためでもない自分のためのもの。

1ヶ月にわたって、米軍の訓練の拡大をさせないために、
ずっと緊張の中で、抗議や監視に集中してきた。

特に今回は、演習初日の深夜、
米軍が県道に出てくるなんて騒ぎがあった。
そのせいで、今年は、監視活動を終えて家に帰っても、
今回は一滴のお酒を飲むこともできなかった。

いつ日出生台の地元の人たちから
呼び出されるかわからないからだ。

そうして過ごした緊張の1ヶ月が終わって、
春の陽気がまた日出生台や湯布院に訪れる。

バリバリに固まっていた緊張が
ようやく溶け始める。










これまで
戦闘機が轟音をあげて低空で飛行するというのは、
湯布院や日出生台上空で、何度か見かけたことがありますが、
今回のように周囲を4回旋回するというのは初めて見ました。

こんなことが日常的になってくるのはたまりません。

上記の写真の戦闘機部分を拡大してみました。
あまり鮮明ではないのですが…。

どなたか、この戦闘機がなんだか、わかりますでしょうか?

米軍機?自衛隊機?
それとも…?

知り合いのカメラマンが
同じ時間に日出生台で撮っていた写真をいただきました。

より機影がはっきりと写っています。



ちなみに、これまでに、
自衛隊機
F4 ファントムではないかとの
意見もいただいています。



このブログ、
アクセス解析機能が付いていて、初めてチェックしてみました。

と言っても誰がみているかまでチェックはできないのですが、
防衛局員や地元の自治体職員、報道関係者も「見てるよ」って言ってくれたりして、
おかげさまで、1ヶ月間での総アクセス数が11,000を突破しました。

やはり、2月10日の米軍車両が日出生台演習場の周囲の県道に出てきた件が、
一番アクセスが多かったみたい。
2月11日は一日だけで
1440件ものアクセスがありました。

こうして、個人であっても、多くの方に情報が発信できる。
スゴイ時代になったもんだなあって思います。





午後1時にはお電話をいただけるということで、

電話の前で座って待つこと1時間。

午後2時になって、ようやく
広報官の大谷さんからお電話で回答をいただきました。

以下、こちらから出した質問とその答えです。




1)今夕の「トモダチ作戦返礼会」へ参加する米海兵隊員らは、
  「公務」として参加するのか、否か。

  防衛局回答:米軍は公務として参加する



2)
今夕の「トモダチ作戦返礼会」へ参加する防衛局員らは、
  「公務」として参加するのか、否か。
  (個人として参加する方もおられるということだったので、
   「公務」として参加する防衛局員の方が
   おられるのか否かを尋ねました)

  
防衛局回答:防衛局も公務として米軍に同行する。

        ただし、会へ参加する数名の防衛局の職員は
    「公務ではない」と理解している。

       (上記、2行、防衛局よりご指摘をいただき、追加修正いたします。
        ご連絡、ありがとうございました。やっぱり口頭だとこういうことが起きてしまいますね。
        次からはぜひ文書での回答をいただけますとたいへん嬉しいです)


3)日出生台演習場から湯布院駐屯地への

  米海兵隊員らの移動はどのように行うのか。
  それは誰が(どこが)手配をしたのか

  
防衛局回答:主催団体が手配した車両に乗って移動する


ということで、
公式見解は、

◎米軍も防衛局も公務として、
 民間団体主催の
「トモダチ作戦返礼会」に参加する。

◎演習場から湯布院駐屯地への移動車両は主催団体が手配。

ということのようです。


*防衛局の皆さん、もしこの表現に間違いがあるようでしたら、
 お手数ですが、ご連絡お願いします。
 その際に、お手数ですが、今度は文書でご回答いただけますでしょうか。
 口頭でご回答いただいて、こちらで聞き取るかたちで、
 万一にも、聞き間違いや、解釈の誤りなど起こるといけませんので…。





今日、2月26日の夕方、4時から6時まで、
湯布院駐屯地内で、
日出生台に来ている米海兵隊員らを囲んで
「トモダチ作戦返礼会」なる会が開催されるらしい。

「らしい」というのは、
マスコミ各社からコメントを求められて、
こちらは事情がわからず…。

逆に尋ねると、どうもそういうことらしい。

しかし、コメントは、
事実に基づいてしないと
全然、的外れのものになってしまう可能性もあるので、
防衛局の日出生台現地対策本部に
直接、電話をして尋ねてみました。


対応してくださったのは、
広報官の大谷さん。

突然の電話と問い合わせにもかかわらず、
とても穏やかに丁寧に対応してくれました。

まず、尋ねたのは、
今夕の「トモダチ作戦返礼会」なる会について。

しかし、主催が防衛局ではなく、民間の
「自衛隊後援会」というところなので、
そちらに尋ねてほしいとのこと。

では、防衛局に関わる部分で
お答えしていただきたいと3点ほどお尋ねしました。

1)今夕の「トモダチ作戦返礼会」へ参加する米海兵隊員らは、
  「公務」として参加するのか、否か。

2)
今夕の「トモダチ作戦返礼会」へ参加する防衛局員らは、
  「公務」として参加するのか、否か。
  (個人として参加する方もおられるということだったので、
   「公務」として参加する防衛局員の方が
   おられるのか否かを尋ねました)


3)日出生台演習場から湯布院駐屯地への
  米海兵隊員らの移動はどのように行うのか。
  それは誰が(どこが)手配をしたのか

ちなみに、
米軍指揮官は、これまで日出生台での米軍訓練について、
「展開から撤収まで全てが訓練であり、外出も含めてすべて公務」と
いう説明を行っている。


確認してから先方から返事をしてくださるということで、
ただいま、電話待ち中。

でも、国家公務員や国と国との取り決めで来ている米海兵隊員が行う
行事への参加が当日になっても
「公務」としての参加なのか「私人の休暇」として参加するのか、
よくわからず、すぐに答えられないということ自体、
相当、ヘンなような…。



2月25日(土)、
今日は土曜日なので、
ほんとは仕事が忙しいことが予想されるのですが、
米軍の集団外出が重なったので、
他のみんなにお願いして、
今日も朝から日出生台へ。


09:00 日出生台演習場に4台のバス(大分交通2台、大分バス2台)が入った。

09:56 4台のバスが日出生台演習場ゲートを出発。

10:08 湯布院インターから高速道路 大分自動車道へ

10:36 天瀬インターを降りて、高塚地蔵尊へ。

10:38 高塚地蔵尊、駐車場着。


11:30 高塚駐車場を出発

11:36 カウベルランド着
     現在、昼食中。(120人で昼食を予約)



13:50 九重・夢大吊り橋到着。
           しかし、雨と霧でなにも見えず。  土曜日なのに、観光客も閑散。

14:30 出発

最後は、
14:50 九州電力の八丁原地熱発電所

16:00 帰路へ。
17:00 日出生台演習場へ帰着。