さて、車椅子に乗せられ、点滴をガラガラさせながら病室に入り、さっそくベッドに横たわった。
さすが連日の寝不足、すぐに眠気が襲ってきて、うとうとし始めた。
…そこへ、ドアをノックする音。
こんにちは、おやつ持ってきたわ。
えっ、入院患者におやつ⁈
これはマレーシアでは普通なのだろうか?
せっかくなので、薬を飲みつつおやつを食べた。
ああ、痛みもやわらいできたし、お腹もみたされいい気分になってきた。
またまたうとうとし始めた。
とそこへ、またもやノックの音。
今度は何?
あなた明日胃カメラやるのに麻酔使うからこれにサインして。
マレー語でよくわからない書類にサインした。
ああ、やっと眠れる。
と思ったのも束の間、またもやノックの音。
今度は誰だよ⁈
大丈夫?着替え買ってきたよ。
あらら、事務のローカルスタッフが、着替えとビーサン持ってきてくれた。
そういや、私、制服で寝てたよ^^;
…このあとも、主治医やら、ナースやら、ローカルスタッフやらが30分おきくらいに入れ替わり立ち替わり現れ、まともに眠ることが出来なかった( ̄◇ ̄;)
何のために入院したのやら…。
夜になってもまだまだ続いてた…。
さて、翌朝。
ナースがガウンを持ってきた。
これに着替えて胃カメラやるわよ。
ガウンに着替え、ストレッチャーに乗せられ、一路検査室へ。
道中、あちこちの壁やドアにストレッチャーをガンガンぶつけまくってた。
その度に胃が痛くなる。
無事検査室到着。
主治医を待つ間、私はナースの質問責め。
どうやら日本人患者の少ない病院らしい。
朦朧としてたからよく覚えてないけれど、ともかくナース全員にイジられまくってたのだけは覚えてる。
主治医登場。
そして、点滴用針から麻酔薬をぶちゅーっと打たれ、すぐに意識不明。
やっと目が覚めたのは病室にもどってからだった…^^;
その後は相変わらずうとうとしかけても入れ替わり立ち替わり誰かが現れて、私の睡眠を妨害する。
何だか、余計具合が悪くなりそう。
意を決して主治医を呼び、願い出た。
あのう、今晩退院したいんですけど…。
本当はまだダメだけど、明日仕事せずにゆっくり休養とれるならいいわよ。
やった!
原因は、ストレスと寝不足だからね。
いっぱい寝ないとよくならないわよ。
…だから退院したいんですけど。
すぐ同僚を呼び、退院手続きをお願いした。無事ディスチャージ。
そうして、私の緊急入院は終了。
しかし、ゆっくり眠れない病院は考えものです。
その週末、久々に日本に一時帰国しましたが、それまで仕事はお休みしました。
本当にたっぷり眠れました!
胃の調子はだいぶ良くなりましたが、まだ薬漬けだし、またまた残業生活…^^;
でも、前よりは無理してないよ^^
オチのない話でごめんなさい( ´ ▽ ` )ノ