路地裏を歩く時は、たいてい「ここを見に行く」という目的がありません。
大きな通りから一本入る。
曲がった先を少しだけ見てみる。
それだけです。
でも、目的地がないからこそ、普段なら通り過ぎるものが目に入ります。
家と家の間の細い道。
小さな祠。
昔の店の名残。
植木鉢が並ぶ玄関先。
有名な場所ではなくても、そこで暮らしている人の時間が見えることがあります。
路地裏を歩く時に大切なのは、面白いものを探そうとしすぎないことです。
私有地に入らない。
住宅へカメラを向けない。
人の生活を邪魔しない。
その範囲で、町の形を静かに見る。
名もなき路地には、案内されないからこその面白さがあります。
目的地より途中を楽しむ。
そんな歩き方を、このブログでは残していきたいです。
道が細い場所では車や自転車にも気を配ります。歩く側がその町の日常にお邪魔しているという感覚を持つと、静かな路地も気持ちよく楽しめます。