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測量の日
「測量の日」は、日本で測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を高めることを目的として、1989年(平成元年)に建設省(現在の国土交通省)によって6月3日と制定されました。
測量は国土の利用、社会資本の整備等国民生活の安全性・快適性の向上に重要な役割を果たしてきたが、測量についての国民の認識や社会的評価が必ずしも高いとはいえず、測量成果が不適切に扱われている問題も生じていたため、この日が制定されました。
具体的には、測量は国土の実態を総合的かつ科学的に把握し、国土の均衡ある利用や住宅・社会資本の整備などのための基礎資料を提供しています。
また、測量の成果である地図に対する国民のニーズは、高度情報化社会の進展に伴って、より高度かつ多様になってきており、マイカーへのカーナビゲーションシステムの普及、携帯電話への地図情報の提供など、測量は国民の日常生活の様々な場面に深く浸透してきています。
毎年6月3日を中心に「測量と地図のフェスティバル」「国土地理院技術研究発表会」「日本水準原点を始めとする各種施設公開」等の測量と地図に関する情報と知識を国民に啓発する運動を広範囲に展開しています。
これらの活動は、測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を一層高めることを目的としています。
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国土地理院
国土地理院(英: Geospatial Information Authority of Japan)は、日本の行政機関の一つで、国土交通省の特別の機関です。
国土交通省設置法及び測量法に基づき測量行政を司り2、日本国内の測量、基本地図の作成などを行っています。
具体的には、国土地理院は以下のような業務を行っています。
「すべての測量の基礎となる測量」(基本測量)を自ら実施し、国家座標の維持管理を行う。
国土地理院以外の国の行政機関や公共団体が実施する公共測量の指導・助言を行う。
地理空間情報の国際標準化や国際連合地名標準化会議などの国際会合への参画、宇宙測地や重力測定の国際的事業への参画など、国家地図作成機関としての国際協力を担う。
測量士試験、測量士補試験、測量士登録行政を行う。
また、災害対策基本法に規定する指定行政機関として、地震・火山噴火等の災害時や武力攻撃事態等において、地形図や空中写真をはじめとする地理空間情報の提供のほか、GNSS測量や合成開口レーダーによる地殻変動の観測などによる災害観測も行っています。
国土地理院は、明治10年(1877)に内務省地理局として設立され、その後陸軍参謀本部陸地測量部、第二次大戦後は地理調査所となり、昭和35年(1960)に現名に改称されました。
現在は茨城県つくば市に本部を置いています1。全国には地方測量部や支所も設置されています。
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日本の基準点
日本の基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された電子基準点、三角点、水準点等から構成され、地図作成や各種測量の基準となるものです。
これらの基準点は、すべての測量の基礎として、公共測量、地籍測量、地殻変動観測等に使用されます。
具体的には、以下のような基準点があります。
電子基準点
GNSS(Global Navigation Satellite System:全世界的衛星測位システム)衛星からの電波を連続的に受信する新しい基準点として設置されています。全国の電子基準点の観測データは、常時接続回線等を通じて国土地理院(茨城県つくば市)に集められ、観測データの解析処理を行い電子基準点の位置の変動を毎日監視しています。電子基準点は、全国に約20km間隔で約1,300点設置されています1。
三角点
山の頂上付近や見晴らしのよいところに設置され、経度、緯度、標高が正確に求められています。地図の作成はもちろんのこと道路の建設、都市の開発などの公共事業を行う際にはなくてはならないものです。三角点には、一、二、三、四等の種類があり、全国に約109,000点設置されています1。
水準点
全国の主な国道又は主要地方道に沿った約2kmごとに設置してあります。この水準点を使用することにより、土地の高さを精密に(mm単位)に求めることができます。また、地殻変動、地盤沈下対策等に必要な土地の上下変動は、水準点の測量を繰り返すことにより求められます。水準点には、基準、一、二等の種類があり、全国に約16,400点設置されています。
これらの基準点は、明治から大正時代にかけて設置されたものが多く、過去約100年間の地図作成や開発事業等に大きな貢献をしてきただけでなく、文化遺産とも言える貴重なものでもあります。
基準点(電子基準点・三角点・水準点等)は、すべての測量の基礎となり、国土を守るためになくてはならない大切なものです。
また、日本の水準測量の基準点である「日本水準原点」があります。
これは東京都千代田区永田町1丁目にある「日本水準原点標庫」という建物の中にあります。
周囲の附属標石を含め、国の重要文化財でもあります。
日本水準原点の東京湾平均海面(Tokyo Peil :T.P.)からの標高は2011年10月21日以降は、24.3900 mです2。この水準原点を設置した当初の標高は、T.P.+24.5000 mだったのですが、その後1923年の関東地震と2011年の東北地方太平洋沖地震によって地殻変動が生じ、原点標高はそれぞれ改定されました。
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地図を読む私の苦手な作業です(;・∀・)
地図を読むのは得意?苦手?
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