ヨーグルトの日
「ヨーグルトの日」とは、毎年5月15日に設定されている記念日です。
この日は、ヨーグルトが健康に良いということを世界に広めたイリヤ・メチニコフ博士の誕生日にちなんでいます。
メチニコフ博士は、ヨーグルトの健康効果を科学的に研究した先駆者で、その功績により1908年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
日本では、株式会社明治（旧明治乳業）が「ヨーグルトの日」として制定し、ヨーグルトの健康効果を広めるために活用されています。
また、ヨーグルトは日本の食文化にも深く根付いており、多様な食べ方や商品が市場に出回っています。
ヨーグルトの日には、さまざまなヨーグルト関連のイベントやキャンペーンが行われることがあります。
例えば、新しいヨーグルトのレシピの紹介や、健康への効果をテーマにした情報発信などが行われることがあります。
今日はヨーグルトを通じて、健康について考える良い機会となっています。
ヨーグルトとは
ヨーグルトは「発酵乳」の一種で、牛乳やその他の動物の乳を乳酸菌で発酵させた食品です。
日本では、ヨーグルトに特定の規格は設けられておらず、「発酵乳」として分類されています。
国際的には、ヨーグルトは乳酸桿菌のブルガリア菌（Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus）と乳酸球菌のサーモフィラス菌（Streptococcus thermophilus）の2種類で乳酸発酵しているものと定義されていますが、最近ではさまざまな乳酸菌を使用したヨーグルトも広く受け入れられています。
ヨーグルトは、乳酸菌が乳に含まれる糖分（乳糖）を分解して乳酸を作り出すことにより、乳たんぱく質のカゼインが固まって形成されます。
この過程でヨーグルト特有の爽やかな酸味と滑らかな舌触りが生まれます。
また、ヨーグルトにはプレーンタイプや果物などのフレーバーが加えられたもの、飲むタイプのものなど、多様な種類があります。
ヨーグルトは健康に良いとされる多くの効果があり、消化を助ける、腸内環境を整える、免疫力を高めるなどの効能が期待されています。そのため、日々の食生活に取り入れる人も多いです。
イリヤ・メチニコフ
イリヤ・メチニコフ博士は、1845年5月15日にロシア帝国で生まれた著名な微生物学者および動物学者です。
彼は白血球の食作用を提唱し、免疫系における先駆的な研究を行ったことで知られています。
メチニコフ博士の主な業績は、動物の体内に侵入した異物を取り込み消化する細胞（食細胞）の発見です。
これにより、動物が病気にならないための生体防御の仕組みを支えるものと判断しました。
彼のこの発見は、細胞性免疫の存在を支持するものであり、当時主流だった液性免疫（血清中の液性因子による免疫）とは異なる新しい免疫機構を示しました。
また、晩年には老化の原因に関する研究から、大腸内の細菌が作り出す腐敗物質が老化の原因であるとする自家中毒説を提唱しました。
彼はブルガリア旅行中の見聞からヨーグルトが長寿に有用であるという説を唱え、ヨーロッパにヨーグルトが普及するきっかけを作りました。
自身もヨーグルトを大量に摂取し、大腸を乳酸菌で満たして老化の原因である大腸菌を駆逐しようと努めたとされています。
1908年には、食菌作用の研究においてノーベル生理学・医学賞を受賞しました。彼の研究と理論は、免疫学と老化研究における重要な基盤を築き、今日に至るまで影響を与え続けています。
ヨーグルトに合うフルーツだと！？語れん！そ(/・ω・)/い
ヨーグルトに合うフルーツは？
▼本日限定！ブログスタンプ
