コットンの日
コットンの日は、5月10日に制定された記念日で、日本紡績協会が1995年に設けました。
この日は、「コッ(5)トン(10)」という語呂合わせと、5月がコットン製品の店頭販売の最盛期を迎える時期であることから選ばれています。
コットンの日の目的は、コットンの手触りの爽やかさや優しさ、夏物素材としての利用の多さなど、コットンの魅力を多くの人に知ってもらうためです。
また、日本国内で生成された原料を使って製造された製品には「ジャパン・コットン・マーク」が付けられ、品質の高さを示しています。
コットンは、夏は涼しく冬は暖かさを保つなどの優れた特性を持ち、肌触りが良いため衣類や布などに広く使われています。
日本では特に、品質の高いコットン素材が評価され、衣服だけでなく様々な分野で使用されています。
コットンの歴史
コットン、または綿(もめん)の歴史は非常に古く、約8000年前にメキシコで栽培されていたことが最古の証拠として知られています。
その後、コットンは世界中に広がり、日本には8世紀に中国から伝わりました。
インダス文明では約7000年前から綿の栽培が行われており、インド亜大陸がその起源の一つとされています。
インドでは、綿織物が長い間特産品として栽培され、16世紀以降ヨーロッパに輸出されるようになりました。
イギリスでは、17世紀に綿織物の需要が高まり、産業革命の原動力となった綿工業が発展しました。
この時期、綿紡績機械の改良が進み、綿糸の大量生産が可能になりました。その結果、原料となる綿花の需要が急増し、アメリカ大陸でも綿花の栽培が広がりました。
日本では、平安時代に大陸から伝えられた後、一時衰えましたが、15世紀ごろに中国から種綿がもたらされて再び広く作られるようになりました。
特に西日本では農家で綿花が栽培され、木綿は日本人の主要な衣類になりました。
しかし、明治時代になると綿工業が急速に成長し、原料の綿花は輸入に依存するようになり、国内での栽培はほとんど見られなくなりました。
現在では、アメリカ、インド、中国などが主要なコットン生産国となっており、日本ではほとんど栽培されていませんが、綿製品は日常生活で広く使用されています。
選ぶ際のポイント
コットン製品を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮すると良いでしょう。以下のポイントを参考にしてください:
コットンのタイプ
カットタイプ
四方を加工していないコットンで、サイズ展開が豊富です。
サイドシールタイプ
両サイドをエンボスシールで留めており、中綿が飛び出しにくいです。
セパレートタイプ
薄手のコットンを重ね合わせており、重なった部分を複数枚に分けることができます。
毛羽立ちの有無
毛羽立ちにくいコットンを選ぶことで、肌への刺激を減らし、化粧水やクレンジングの使用感が向上します。
肌質に合わせた選択
デリケートな肌の方は、オーガニック素材のコットンがおすすめです。農薬や化学物質を使用せずに有機栽培されたコットンは、肌に優しいです。
サイズ
使用目的に応じて、大きめのコットンや小さめのコットンを選ぶことが重要です。例えば、化粧水や乳液をぬるためには大きめのコットンが適しています。
用途に応じた選択
ふき取りにはオーガニックコットンを、乳液をぬるには大きめのサイズのコットンを、ローションパックには割きやすいものを選ぶなど、用途に合わせた使い分けがおすすめです。
これらのポイントを踏まえて、自分の肌質や使用目的に合ったコットンを選ぶことが大切です。さまざまな種類があるので、使用感を比べながら選ぶのも一つの方法です。
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