その日私はふと空を見た。
0時02分。夜の空は、黒かった。
その割には明るかった。
月の光で満月の光でその割には明るかった。
そんな時にふと思った。
明けない夜はないのなら
消えない夜もないのだと
多分この先何年経っても
私は今夜を忘れないことでしょう
忘れられない黒空は
黒く明るく何か何か尊い何かを
言葉でなく言葉ではない
そんな言葉で声かける
聞こえているよ
言葉
1人が声に出して言ったり文字にして表す
意味のある表現
感情思想を伝える表現法
なるほど
私にそれは言葉で表現できない
言葉で伝わった
そして一度思い出す
消えない夜の消えない思い
黒空。ふと思ったそんなことから始まる
そんな物語。
それではまた。
短編小説 黒空(ヨゾラ)
井越歩夢
気が向いた時に不定期で
この世を去るまで投稿
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