ネットフリックの作品、玉石混淆ですが

100作品中に1つくらい、ダイヤモンドみたいな作品があります。

ドイツで制作され、2020年に完結したテレビドラマDARK(←この日記はこちら)もそうでしたが
 

 

sense8


Sense 8(センス8)が、度肝を抜くほどスゴイです。

センス8、2015年から2018年にかけて放送されたSFドラマなので観られた方もいるかも知れませんが、作品のタイトルは、無理に和訳をすると『8人の感覚者』みたいな意味で、最初は8人のテレパスの話みたいな感じで始まるのですけど...

実際は、8人のテレパスなんていう設定ではなく、知覚・スキルを共有できる8人という設定なのです。


センス8の制作者たちは、今日までの多くのSF作品において充分に描かれていないと感じていた、政治、自己同一性、セクシュアリティ、ジェンダー、そして宗教といったテーマを掘り下げることを目指したそうですが、本当に型破りなシーンが多くて

LGBTQのキャラクターが出ているし、毎回ほぼLGBTQ同士のラブシーンがあったります

米国映画といえば、セッ〇スシーンでも女性のバストなどを見せない“配慮”などが見られ、反対にヨーロッパ映画では、堂々と“見せる”傾向があったのですけど、このセンス8では、おどろいたことに米国の作品でありながら、お構いなしで見せています。

米国では検閲があるのか、または女優の尊厳を守るためか、セッ〇スシーンは必ず下着姿で撮影されていたのですけど
センス8では、俳優&女優が下着なしの姿で演じています()。

それどころか、男性自身もバッチリ見せるし(日本語版ではカットされているかも?)本物のお産のシーンもあります。
もちろん、出産は、当然産院で行われた実際の出産の記録動画を入れているのでしょうけど、そんなシーンがある作品は初めてです。


圧巻は、この8人がそれぞれのスキルを駆使して危機を乗り越えるシーン。
今までのSFアクションにはなかった醍醐味を味わえます。

 

ウォルフギャング(マックス・リーメルト)のアクションシーン

Wolfgang.


 

サン(ペ・ドゥナ)のアクション・シーン

Bae Doona



センス8、2シーズンまでありますけど、ネットフリックス側は、キャストたちと第3シーズンの予備交渉を進めていたにもかかわらず、シリーズ更新をキャンセルしましたが、ファンからの強い要望により、2018年に151分の最終回が公開され、完結しています。

まあ、ネットフリックは映画愛好者のNPOではなく、儲けを追求する企業なので、儲からない作品を作らないというのはわかるんですけど、いい作品の続編(新シリーズ)をバッサリと切っちゃうのは、映画ファンにはとても残念なことですね


バラン・ボー・オダー監督とプロデューサー兼脚本家のジャンテエ・フリースが制作した1899も内容はすごくいいのに、1シーズンで打ち切りになっちゃったし

1899


よい作品は、打ち切らずにシリーズを続けて欲しいですね。

 

 

 

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loby50

 

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