こんにちは!

今日も来て頂いてありがとうございます。

 

 

ここを読んで頂いていたり、マネジメントについて学び始めた方は「へー、言い方を変えるだけで他人って行動が変わるんだなー」と体感された方も多いと思います。

私自身もマネジメントを学び始めた初期はものすごくそう感じていました(笑)

 

でも一筋縄ではいかない事って起こるんですよね(笑)

今回は、私が路面店の店長をしていた頃のお話です。

 

 

当時、私はは色々な外部研修に参加してマネジメントを学び、店舗で実行することで、店舗全体が大きく変わっていると感じ始めた頃でした。

そんな中、異動で入社2年目のホープ君が路面店に来ました。

新卒で入社後の1年間はショッピングモールに入っているショップからスタートをしていて、個人売りの成績も良く、将来有望と言われていました。

様々な店舗形態を経験する、と言う名目で路面店に異動して来ました。

SVからも期待されている方でした。

 

同じ会社と言ってもレジ操作が微妙に違ったりなど覚えて貰うこともあります。

きっちりと、誠実に仕事に向き合っていて、とても好印象な方でした。

そして、異動2週間が経ったので、現状確認のために個人面談を行いました。

その時、私はとても驚いてしまいました。

 

彼は「トイレ清掃はしたくありません。それって正社員の仕事ではないと思います。正社員や契約社員、学生アルバイト、パートさんとそれぞれの職位で仕事内容は違うと思います。正社員は販促計画や売上計画などやることがあるので、トイレ掃除は正社員以外で回すべきです」と言いました。

 

私は驚きながらも「クリンネスは全員で取り組む仕事である」「そもそもあなたも使っているでしょう」(→彼は仕事中は使わず休憩時間にコンビニに行っているという返事でした)などを言いながら、必死で彼が「なるほど!分かりました!トイレ掃除をしますね!」と言って貰える根拠を頭で探しました。

マネジメントを学んでいたので、きっとそれがあるはずだ!と信じていました。

 

そしてその一瞬では見つけることが出来ませんでした。

(本当は、「クリンネス」のひとことに尽きるのですが)

けれども私の中の何かが「これを許可する訳にはいかない」と感じ、「納得出来ないと思いますが、やってください」と言うゴールに達しました。

 

結局彼は納得が出来ないまま、しぶしぶ担当が来ればトイレ掃除を行っていましたが、SVへ異動を嘆願し他店に異動しました。

私自身、マネジメントの未熟さを感じ、当時かなり凹みました(笑)

 

 

 

後日とあるマネジメントで学びました。

 

「納得はしていないが、行動はする」

これも一つのマネジメントの成功である、と。

 

 

 

 

 

①納得し行動する→②納得しないが行動する→③納得しないし行動しない

マネジメントでは、①と②は成功です、大成功!③は失敗です。

 

マネジメントで困っている店長さん!②も成功なんです。

全員が全員、「納得して行動」と言うゴールにたどり着けることはないんです。

それでも、店舗と言う船を動かしていくためには「行動」する必要があるのです。

 

 

 

面談をしたり、話合いをしたり、言葉を考えたりしても、どうしても行動に繋がらない時は

「納得していないかもしれないが、行動する」という2番目にゴール設定を下げて、目指してみてください。

そしてたどり着けた時は自分を褒めましょう!(笑)

 

 

 

 

例の彼は、結局他のお店でも「正社員は~」を繰り返していたらしく、いつの間にか会社を去っていました(笑)

 

マネジメントを学ぶと、キラキラした状態になることを学びがちですが

こういう状況でもOK何だということを知っておくと、心が重くならずにすみます。

ぜひ、心の片隅に置いていてください。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。