羽生結弦選手からあなたは何をもらいましたか
そう聞かれたら、皆さんは何と答えるでしょうか。
感動
勇気
希望
きっとどれも正解だと思います。
でも最近、私は少し違う答えにたどり着きました。
羽生選手が私にくれたもの。
それは、
美しさを信じる心
だったのかもしれません。
世の中には、結果が求められます。
数字
順位
評価
効率
私たちはいつの間にか
「役に立つもの」
ばかりを追いかけるようになります。
そんな中で羽生選手は、どこか違いました。
もちろん勝負の世界に生きていました。
結果も求めていました。
でも、それだけではありませんでした。
羽生選手はいつも、
「もっと美しく滑りたい」
という思いを持っていたように見えます。
私はその姿に何度も心を動かされました。
正直に言うと、
私は羽生選手の技術の細かいことは分からない時もあります。
でも、
「この演技は美しい」
ということだけは分かる。
そして、その美しさに涙が出ることがあります。
不思議ですよね。
美しいものを見て泣くなんて。
でも私は思うのです。
人は本当に美しいものに出会うと、
心の奥にある何かが反応するのではないかと。
羽生選手を見ていると、
効率だけでは生きられないことを思い出します。
数字だけでは測れない価値があることを思い出します。
美しいものは意味があるから存在するのではなく
存在するだけで意味があることを思い出します。
だから私は羽生選手を見続けているのかもしれません。
励ましてほしいからでもなく、
元気をもらいたいからでもなく、
ただ美しいものに触れたいから。
そして、
美しいものを美しいと思える自分でいたいから。
羽生選手を応援していると、
そんな自分を取り戻せる気がするのです。
もしかしたら、
羽生選手が私たちに与えているものは、
感動や勇気だけではないのかもしれません。
「美しさを信じてもいいんだよ」
というメッセージなのかもしれない。
そんなことを、ふと思いました。



