いよいよファン冥利に尽きる、まっちーの引退特集でプログラム編をお届け。



私の好みだけで選んでるので、そこらへんよろしく


【りりセレクト!まっちープログラムベスト5】
ではさっそくいってみよ






5位 2013-2014年シーズン SP「エデンの東」
2014年世界フィギュア選手権大会 ショートプログラム1位
私は、このエデンの東が「町田樹史上最高」と自身で公言している程、一番の作品とは思っていませんでした。
でも、このマイベスト5ランキングで言うと、一番古いプログラムになるので、この時点での「町田樹史上最高のプログラム」だったのかなぁと振り返ると思います。
この作品の見どころは、最初の演歌のような握りこぶしを気持ちを込めて作るところではないかなと
そのシーズン最後の大会である2014年の世界フィギュアで、羽生結弦選手を抑えて1位になったこの演技は、特にジャンプが素晴らしかったなと思ってこの試合のYouTubeを選びました。
さいたまスーパーアリーナでの世界フィギュアですので、観客数が他の大会に比べて段違いに多いなという印象ですよね。
日本開催の中で、あの演技は町田樹さんの自信へと繋がったでしょうね。
ジャンプの質でいえば、今この演技をしたとしてもトップレベル間違いなしと言えるものです。
ぜひ、時間があったら「今」この演技を観てみてくださいね!
4位 2017年Swan Like
2017年カーニバルオンアイス
クラシックバレエの定番の「白鳥の湖」を3部構成で演じるという作品です。
新体操でもよく演じられる曲ですが、フィギュアスケートでも特に女子に人気のある曲。
クラシックバレエの踊りには動きに細かいきまりがあるため、なかなか新体操やフィギュアスケートだとバレエ界の人に「邪道」と言われてしまいがちですが、
この作品作りにバレエ界の方がかなり関わっているようで、フィギュアスケートの競技会の「白鳥の湖」とは違い、
「バレエを氷上に持ってきました」
そんな構成になっていて、とても興味深く観ていました。
また、女性が使用することが多い曲ですので、「ジークフリート王子」が主役というのも珍しいなと思っています。
羽生結弦選手がよく白鳥の湖の曲を使用していますが、おそらく羽生選手自身が「白鳥」であり、ジークフリート王子ではないような気がしています。
(色んな人を全て演じているのかもしれませんが)
私が特に好きなのは、第2部の終盤の部分です。
もう、あの回転は氷上ではないなぁと思うのです。
また、調べたところジュニア時代の2007年に白鳥の湖でフリーを滑っていました。
初めて観ましたが、プロナンバーの白鳥の湖と似ている動き(スケートの姿勢や、動作の変化時の体の持っていき方など)があったりと、何才でも町田樹は町田樹なんだなと思わせられました。
羽生選手も、最近ジュニアの頃のナンバーを滑っていましたが、やはりジュニアの頃のプログラムは思い出深いものなのかもしれませんね。
3位 2015年継ぐ者
2015年ドリームオンアイス
まっちー衝撃の現役引退後初のプロナンバー。
シューベルトの静かなピアノの旋律を繊細に表現している美しい作品だなぁと思いました。
荒川静香っぽいというか。
この曲、今の荒川静香さん使いそうですよね?(笑)
現役時代は、どうしても抑揚のある曲を選ばなければならないのでしょうから、こういうゆったりとした曲調の音楽というのは使いにくかったのかなと、勝手に思っていました。
フィギュアスケートの魅力は、実はジャンプではないと思っているので、もう少しジャンプがなくても良かったかなと思ってしまいます。
現役時代に近い時代の作品なので、ジャンプを入れるのが難なくできたのでしょうけどね。
ジャンプ部分を別の技術を入れるプログラムで、もう一回観たいと思う作品です。
2位 2017年ドン・キホーテ
このドンキホーテも、2011-2012年シーズンフリーで使用していた曲です。
まっちー、ホントにクラシック音楽が好きなんだなぁという印象ですね。
このプログラムは、登場部分でビックリしました。
「このプログラムの作りだと、ジャンプを絶対にミスできないじゃーん」


と、いらんことを考えてしまうような、音と動きが全て合っているもの。
もちろん、成功させるんですけどね。
ドンキホーテって曲は、ホントフィギュアスケートの特に男子と合うなぁって思っちゃいます。
高いジャンプと、はつらつとした動きが「ザ・フィギュアスケート」って思わせてくれます。
でも、これもバレエの有名作品ですから、まっちーにしか出来ない、「氷上バレエ」になっています。
いやぁ、ほんとスゴいわ。
1位 2014-2015年シーズン SP「ラベンダーの咲く庭で」
2014年スケートアメリカ SP 1位 93.39
スケートアメリカの時、最高のできだったなぁと嬉しくなってしまいます。
プログラム自体、わたしにとってNo. 1です。
でも、いくらいいプログラムでも素晴らしい出来の戦歴がなければ、感動も薄れてしまうもの。
浅田真央選手がこの曲を使ったことで、曲を気に入った町田樹さんが使用したようです。
私も、真央ちゃんの「ヴァイオリンと管弦楽にためのファンタジア」はスゴく好きだったんですよ。
でも、あまりいい出来の試合が無くて(唯一全日本の時が良かったかな)、残念だったのですが、
町田樹さんのこのプログラムは、本当に素晴らしいとしかいいようがないですね。
元バレエダンサーの振付師フィリップ・ミルズさんのセンスと町田さんのスケートが合っていたということもあるでしょうね。
ご存知の通り、使用曲は映画「ラベンダーの咲く庭で」の中の曲です。
映画のストーリーは、初老の女性姉妹が若い男性に恋心を抱くという物語のようでして。
それを考えると、まっちーは若い男性役としてピッタリな年齢でしたよね。
浅田真央さんよりは、ストーリーに合っているなというのはありますよね。
だって真央ちゃんは、初老とはかけ離れてる

せつなくも美しいヴァイオリンの旋律が、まっちーの流れるようなスケートの軌跡と重なります。
強いて言えば、もう少し透け感のある素材を使用して、ノスタルジックな雰囲気の衣装だともっと良かったかなと。
ただ、音楽、体の動きは最高でした。
YouTubeでは「レジェンドプログラム」としてほうそうされたものですが、まさにレジェンドですね。
世間から注目されてから、すぐに引退されたのが本当に惜しまれます。
ジュニア時代からの演技を今回初めて観ましたが、この選手はこの選手でかなりの天才だなというのが分かりました。
天才でも、心の持つ方で全く違う滑りになる怖さも感じましたが。
並外れたジャンプ力に加えて、美しいジャンプというのは稀な羽生選手タイプ。
羽生選手よりは男性的な脚力を感じますが、それでもあの軸と脚力を合わせたダイナミックで美しいジャンプは、フィギュアスケートという競技では大きな武器でしょう。
四年前に現役を引退したというのが、嘘のように時が流れてしまったという寂しい気分もわいてきます。
秋になる頃、また新しいシーズンが始まります。

