がん」は一般的に、細胞の中の「遺伝子」に異常が生じたために、
細胞が勝手に増殖する疾患と考えられています。
しかし、ほとんどのがんでは、原因と なる遺伝子異常は特定されていません。
ところが、慢性骨髄性白血病では、95%以上の患者さんに「フィラデルフィア染色体」という特殊な染色体が見つか り、この染色体上にある異常な遺伝子(bcr/abl融合遺伝子)が、発症の原因であることがわかっています。
ヒトには46本の染色体があります。
1番から22番まで番号が付された染色体がそれぞれ2本ずつと、
男性ならX染色体 とY染色体、女性ならX染色体が2本で計46本です。
慢性骨髄性白血病では、このうちの9番目と22番目の染色体の一部がそれぞれ途中からちぎれ、
その切 れた部分が互いに入れ替わります。
これを相互転座といいます。その結果、新たにできた22番染色体(正常の22番染色体より短くなっています
)が「フィラ デルフィア染色体」です。
染色体は遺伝子の集合体です。
2本の染色体の相互転座の結果、
新たに生じたフィラデルフィア染色体上には、bcr/abl融合遺 伝子という新しい遺伝子が出現します。
この遺伝子によって作られる異常な蛋白が、
白血病細胞を無秩序に作りだす原動力となっています。
なお、慢性骨髄性白血病は遺伝子の異常が原因で発症する病気ですが、
遺伝病ではありません。
したがって、ご両親から遺伝したものではなく、また、お子様に遺伝することもありません。
遺伝については主治医の先生に質問した事があります。
「遺伝はしませんよ。また、グリベックを飲んでるからといって、子供に影響が出る事も無いです。」
との事です。
結婚はまだしていませんが、不安が1つ消えました。