第18回 ちくさ高原ヒルクライム:参戦レポート その2 | 僕☆ロード麺!   

僕☆ロード麺!   

「ロードバイク」と「自作ラーメン」の記録。

ピー!!

笛を合図に一本目スタート。

ぞろぞろと各車道路に入り
集団で、走り始めました。

このコース序盤の6kmは緩斜面。
30km/h強ぐらいのスピードで進んでいきます。

僕は前から20番目くらいかな?
スピード自体は想像の範囲内だったので
余裕でついていけます。

コース内唯一の左折をみんなで
ひだりー!」と声をかけ
ハンドサインをだしながら曲がっていきます。

このあたりから、すこしずつ傾斜が
きつくなってきたようで
若干集団の密度が緩み始めたように感じました。

再び民家が並ぶ区域に入り
2本目のスタート地点あたりを通過。

残り6.5km!
傾斜がさらに上がる。
ここからが本当の勝負です!
まだ全然余裕。

予定通り集団で体力を温存し
足をほとんど使うことなく

比較的前のほうをキープすることができました。

このあたりから、遅い人が徐々に集団から
離脱していきます。

残り5.5kmくらい。

民家が無くなり、景色も完全に山の風景に。
傾斜も10%を超えました。(看板があったので確かかと)

ちょっと…疲れてきた。

先頭付近の人はスピードが落ちず
ずんずん前に伸びていく。

平地走行と違って、ヒルクライムは
ペース配分が重要。
無理に前についていっても良いことは無い。

前を追うことはさっさと諦めて
なるべく楽に、ダンシングせずに済む
ギリギリの負荷を見極めて
足を回し続けます。

しかし…
前のほうの人はもちろん
周りの人もかなり速い!

去年比叡山ヒルクライムを走ったときは
遅い人を次々と抜き去っていた記憶があるが
抜ける人がほんとにいない。

確かにレベル高い…
みんな速いよ!気が抜けません。

少し前方に「はーはーはー!」
と息遣いが苦しそうなKUOTAに乗った若いお兄さん発見。
ペースも僕のほうが若干速い気がしたのと
この時点ではまだ僕の呼吸も余裕があったので

少しだけペースを上げて抜きました。

ただその後3分もしないうちに
はー!はー!はー!」と
さらにすごい息遣いが後ろから迫ってきて

なんと抜き返されました。

まじですか?
まだ結構先は長いのに…こんなに頑張ってええの?
すごい根性です。

もう一度抜き返す気力がなかったので
素直についていくことにしました。

結局このお兄さん含めた4人くらいで
順位を前後しながら
しばらく均衡状態で走り続けます。

残り2.5km!

キャンプ場のまえでほんの少しだけ
下りと平坦区間があり、
先ほどのKUOTAのお兄さんが加速。
いっきに30mほど前に出ました。

おおう!どっからそんな力が…
ただこちらはペースを急激に変えるつもりはないので
ぼちぼちと加速。わりとすぐに追いつくことができました。
また仲良く4人での走行です。

キャンプ場を通過すると
今度は受付の第二駐車場にむけて
再び10%程度の坂に入ります。

このあたりから、僕の疲労の色が濃くなってきました。
足が重い。呼吸も乱れてきた。

やばい…

残りHPが
少ないことがわかります。


それでもなんとか4人組みはキープ。
第二駐車場を抜けて、問題のラストの激坂に入ります。

残り1.5km!

激坂!!

売り切れ寸前の僕の足に
容赦なく負荷がかかっていく。

くくく…苦しい…死ぬ…

そして
激坂の最初のカーブをまがり
残り1km!

…。

HPが0になりました。

足が全くまわりません。呼吸も苦しすぎて肺が痛いです。
まっすぐ走るのしんどくて、蛇行しそうになります。

ぜーぜーぜーぜーぜー!
お…終わった…

いっしょに走っていた3人が
どんどん離れていきます。

ま…まってー!!

と叫びたくなりましたが…
まあ待ってくれるわけないので
叫びはしませんでした。

その後ゴールまでは、どんなだったかあまり覚えてません。
とりあえず早く終わってくれって感じでした。

スピードも7km/hくらいしか出ていなかったので
ラスト500mくらいで3人くらいに抜かされました。

ゴール!

一本目がなんとか終了。
いったい何位なんでしょうか?
好成績は期待できないことは確かです…

結局KUOTAのお兄さんは4人の中で
先頭でゴールしていました。(たぶん)
参りました…
順位的にはたぶん僕より5~6番上かと…
すごい粘りだと思います…根性が違いますね…

ちょっと前まで並んで走ってたのになぁ…
がっくり。

Uターンして
再び第二駐車場まで下りました。

しかし
これ…もう一本登るの???
やべえ…疲れた…

もう帰りたいよ。

→その3に続く。