しっかし、給料が全然上がりませんね。
こんなこと、米国の言いなりとも批判されている小泉改革、
いわゆる日本版サッチャーリズムの前までは
無かったのではないかな、て漠然と感じています。
で、その改革には、規制緩和、福祉・教育の切り捨て、
国家機能の一部民営化などなどがあげられますけど、
やっぱり一番は、今も新聞の紙面をにぎわす、
郵政の民営化でありますな。
2004年に出版された「デモクラシーの冒険」の中で、
著者のひとりのテッサ・モーリス-スズキさんが、
「民営化というのは、単純に国家から私企業へ
管理の権限が委譲されるということではなく、
国家と私企業との新しい癒着を誘発」する、
と指摘しています
なるほど、鳩山邦夫さんが首になるわけだ。
国も絡んでたんだね、あれには。
でも、当時、小泉さんを支持する人は
とっても多かったですよね。
自慢ではないですが、
私は一度も支持をした憶えはないけど。
たしか、一番多くって8割くらいの国民が、
マスコミも一緒になって、
小泉さんを支持していたように記憶してますわ。
ちなみに、今でさえ支持をする、
言うなれば小泉総理再登板を望んでいる人がいますね。
どんな人たちなんでしょう。
お金持ちなら判らぬこともないですが、
もし庶民ならば、悲劇的かなって
これって前出した本の
もうひとりの著者、姜尚中さんが云う、
「人民投票の結果選ばれた一人の賢者による
専制支配への待望論」なのかしら。
それって「民主主義」を否定することなのに。
国と企業が談合し、庶民は虐げられ、
そして虐げられた者が望むは独裁者。
なんか、この先、真っ暗闇じゃぁ、ございやせんか・・・