世界遺産・薬師寺
実はここに謎に包まれた仏像があります。
そして我々はこの仏さまと出会い、驚愕の体験をしています。
改めてそのお話をしたいと思います。
薬師寺は天武天皇がおつくりになられたお寺で、
創建は680年、素晴らしい白鳳伽藍と白鳳仏を見ることができます。
まずは本堂。
ここには有名な薬師如来像があります。
日光菩薩、月光菩薩を脇侍に従えたお薬師様の美しさは
あまりの神々しさと迫力にため息物です。
ウェブでご覧ください。
薬師寺の国宝・薬師三尊像でぐぐってね。
日光菩薩様と月光菩薩様の優美なラインをぜひ。
でもやっぱりいかないと、伝わらないものがあるとおもいますので、本物をみてください。
こちらは西塔です。
御朱印は金堂の奥にある大講堂でいただけます。
我々は大講堂に向かいました。
ここにもご本仏がいらっしゃいますが、これが謎に包まれているのです。
Wikiより
本尊の銅造三尊像(重文)は、中尊の像高約267センチの大作だが、制作時期、本来どこにあった像であるかなどについて謎の多い像である。かつては金堂本尊と同様、「薬師三尊」とされていたが、大講堂の再建後、寺では「弥勒三尊」と称している。
こちらが謎の仏様です。
ほつまさんと大講堂をぐるぐるとまわっていたら、
私は右手を仏様のほうへ向けて掲げてみました。
ご本仏さまと同じような恰好をしたのです。
そうしたら右手のひらの中心にいきなりどどどっとパワーが入ってきました。
手が後ろに押されるくらいの勢いで、どーっと。
掌がびりびりしました。
そして何かが手のひらから入り、体中に満ち満ちていくのを感じました。
腕から胸へと伝わって、体中に入りました。
たぶんぽかーんと口を開けていたと思います。
本当に初めての体験です。
手のひらの中心は気が出入りするところ。
ほんとにすごかったです。
私は詳しく聞いてみました。
ほつまさんがお参りをしていると、ご本仏の向かって右側にいる、
やせ細った手を差し出している菩薩様が、話しかけてきたそうなのです。
「力を授けましょう」
他の仏様は一切お話をしません。
御本仏さまはひたすらパワーを出し続けているそうです。
御本仏さまは右手を掲げていらっしゃいますよね、
そこからずっーと力を出し続けているのです。
そしてその右手がぷるぷると動いているように見えると、ほつまさんが言っていました。
もう、すごい、ありがたい!!
御本仏様は弥勒如来と書いてありますが、本当はなんなのかわからないそうです。
家に帰ってきてから、こちらのことを調べました。
薬師寺公式ページでは、
大講堂に安置されている弥勒三尊は、近世の早い頃から西院弥勒堂の仏様でした。
向かって右は法苑林菩薩[ほうおんりんぼさつ](左脇侍)で、左は大妙相菩薩[だいみょうそうぼさつ](右脇侍)です。
ところが江戸時代になって講堂を再建するために、もとの講堂本尊の阿弥陀繍帳にちなんで阿弥陀三尊と名称を変えてお迎えし、さらに明治以降は、本薬師寺旧仏とのからみから薬師三尊と名称を変えてお祀りしてきました。
しかし、平成15年(2003)に大講堂が復興されるに当たって、法相宗の薬師寺にふさわしく、もとの西院弥勒堂のご本尊の由緒を継いで頂くとともに、本来の正しい尊名にお戻り頂くことになりました。
ということです。
元々こちらの仏さまも薬師如来と呼ばれていた時期があったり、
とにかく本当の仏名は不明なのだそうです。
皆さんどうしても国宝である薬師三尊像のほうに目が行くし、
この大講堂も仏足石のほうに目が行きがちですが、
こちらの仏さまもばっちりと抑えてくださいね。