ずっと片付けられない……で悩んでいる人の
頭の中から片付ける
こんにちは。
後者のできなさをなんとかしよう!……それって一体どういうこと?のつづきです。
わたしが片付けのプロになって驚いたことは、
捨てている
片付けている
片付け本も何冊も読み、片付けの講座にも出た
資格を持っている
なのに、スッキリと片付けきれない
リバウンドしてしまう
そんな、やっているのに片付かない人たちが多かったことです。
また別のタイプの人たちにも驚かされました。
片付ける気持ちはある
片付け本も何冊か読んだ
片付けて叶えたい現実的な目標もある
なのに、片付けを続けることができない
少しやってはすぐやめてしまう
そんな、勢いはあるが片付けが続かない人たちもいました。
汚部屋住人だった頃のわたしのように、そもそも片付けに興味がない人たちも少数ながらいます。
状況が悪化し、1人では手に負えず、どうしようもなくなってからのご依頼がほとんど。
便宜上
🌏やっているのに片付かない人たちをAグループ
勢いはあるが片付けが続かない人たちをBグループ
そもそも片付けに興味がない人たちをCグループ
と分けます。
通常のご依頼ですと、一番スムーズに片付けが進むのはCグループです。
そもそも片付けに興味がないCグループの方が、依頼してくるのは、必要に迫られて。
お部屋の状況はひどいのですが、お客様本人が「もうどうにでもしてちょーだい!!」と腹をくくられてるので、ただ手を動かしさえすればいいだけ。
プロからすると案外、楽なのです。
片付け本を読んだことがない方も多く、「そうすればいいのね!」と驚いて素直に実践してくださいます。
「後者向け・汚部屋住人向け片付けメソッドづくり」のモニターさんの中には、1人だけいらっしゃいました。
彼女は「片付け」より「後者向け」というところに興味があったようです。
通常の依頼もあり、モニターさんの中でも数人いるBグループの人たちは、明るく元気で前向き。
なのですが、わたしのアドバイスや指示が、彼女たちの長所や個性を抑えつけている。
そんな感覚が消えず、ずっと申し訳なさを感じていました。
もっと彼女たちのやる気に火をつけ持続させる「なにか」が必要だと思っていましたが、それが「なにか」まったくわかっていませんでした。
🌏
通常の依頼でも多く、今回のモニターさんでも多かったのがAグループの方です。
普段からずっと片付けているのですが、なかなかうまくいかないのです。
真面目で素直、すぐ行動!Aグループの方が片付けられないのは、
前提(「べき・ねば」)が間違っている
効率重視しすぎ
休まない・遊ばない・楽しまない
○○すべきなのに、できない……。の○○が非常に難しいレベルの内容だったりします。
例えば、1日24時間あるんだから、12時間は勉強したい。なのに、できない……。
例えば、下着は穴が開くまで捨ててはいけない。
例えば、ToDoリストに書いた「やる事」を全部やり終えなければ。
などなど。
無自覚な完璧主義者。セルフブラック企業な人たちです。
お昼ごはんは残り物。食べない日もあり。
なにかにチャレンジする時は、睡眠時間を削る。
「ご飯食べて!」「栄養とって」「休んで!」「遊んで!」と注意することが多いです。
今回、長期間のお付き合いができたことでこれらの注意が、モニターさんたちに良い変化を起こすことがわかりました。
とても大きな収穫でした。
また、彼女たちはそもそもの前提部分でつまづいているという共通点があることに気付きました。
同じ後者で
片付けられない
片付けたい
同じ言葉でくくれても、中身はまったく違います。
今回3つのグループに分けることができたのも、終わった後だから言えること。
最初は、わけもわからず、ただひたすらひとりひとりの話に耳を傾け言葉をメモしました。
時間がどんどん過ぎ、9月が終わろうとする頃、わたしは焦っていました。
やばい。
今のままじゃただ前者後者の違いでおしゃべり大盛りあがり!楽しかったね♪で終わってしまう。。
メソッドづくりに移らねば!つづく