昨日の記事↓の

前者の愛を拒否る時

 

最後に書いたんだよね。

好き嫌いが激しいのに
すべてに「イエス!」と答える。
これが愛だって、わかるんかなー。

聞いてみよーっと。

で、聞いてみた。

 

の前に、後者が前者の愛情表現を真似してみた話を聞いてくれ。

 

昨夜、旦那と食卓を囲みながら、

昨日の記事の内容についてトーク。

 

「『賢者の贈り物』どう思う?」

「バカだなーって思うよ。でもあれお互いを思い合う気持ちこそがーっていうおとぎ話みたいなでしょ」

「そうなんだけどさ、それを踏まえた上で聞くよ?

あの人たちは大事な物を売っちゃって、相手に贈り物するわけじゃん。

そういう自分のために何かを犠牲にしてくれるってのは重くないの?

シンプルに嬉しいの?」

「まぁ、嬉しいんじゃない。自分のために○○してくれたんだね、ありがとう~って」

「まじか!」

 

という会話後。

 

夕飯も食べ、リビングで二人ごろごろ。

眠くなってきた旦那。

「あー、年賀状書かなきゃ」と言いながらむにゃむにゃし始める。

「書きなよ」

「んー。1枚だけだからすぐできる……」

 

いつもなら私は旦那を放っておく。

その時、その時、本人がしたいことを尊重するのが愛だと思っているからだ。

 

でも。

この時はあえて旦那を激しく起こした。

 

「今すぐ起きるんだー」

(旦那の肩を掴んで揺する)

ぶんぶんぶんぶん

「寝ちゃダメだ!寝たら終わる!今すぐ書くんだ!」

ぶんぶんぶんぶん

 

いつもなら絶対にこんなことしない。

 

旦那とはいえ別の人間。

こんな失礼な、越権行為的なこと、

しない。

 

でも、旦那は前者で、

自分のために○○してくれたってことで

喜ぶって言ってたし、

 

早めに年賀状を書いたほうが

後で楽なのは

そりゃそうだろうなと思ったから。

 

ただ、まぁ、

眠そうなところを叩き起こして

本人が言ってたとしても

年賀状を書かせるのは

あまりにも居心地が悪いのでこう言った。

 

「私も、すぐ洗い物して、明日のゴミをまとめるから!」

「それぞれがんばろう!!」

 

*私自身は20年前から年賀状廃止してる

 

旦那はむにゃむにゃ言いながら起き出しパソコン部屋へ。

私はキッチンへ。

 

それぞれやるべきことをやり終えた後

旦那が言った。

 

「起こしてくれてありがとう~。

おかげでさくっと終わったよ」

 

感謝された。

 

びっくりしながら私は言った。

 

「あのね、いつもなら私はほっとくの。

やりたいことをやりたいようにやりなよってのが

私の最上級の愛情表現なの。

『先に年賀状書けばいいのに』って思っても

何も言わないで

この人は大丈夫だから、

ただ見守るってのが、私の愛なの」

 

「でもね、

もしかしたらもっとオー・ヘンリーみたいな

愛情表現のほうが嬉しいのかも?って

そう思ったから、

今日は起こしてみたの」

 

「どっちが嬉しいの?

どっちが愛されてるって思う?」

 

照れくさそうに旦那は答えた。

 

「今日みたいなの、かな」

 

まじか、まじか!

 

びっくり。

 

そっか。

 

んじゃ、しょうがない。

 

私と旦那の間に

常設の橋をかけようか。

 

・後者にとって人と人は独立した島同士です。


 

幸せはシャンパンタワーのように。

まず自分を満たしてからまわりの人へって話

 

そそぐグラスを間違えないように

って意味だと受け取ってたんだけど

 

そういや

グラス同士は接してるんだよね。

 

長くなって疲れたんで今日はここまで!