やましたひでこ公認

チーフ断捨離トレーナーの南前ひとみです。

 

 

 

 

 

 

 

~略~

 

ところで、愛用の暦に、
こんな言葉を見つけまして。

「千里同風」

せんりどうふう。
遠く隔たった場所にも
同じ風が吹いている。

たとえ言葉が違っていても、
たとえ意見が異なっていても、
たとえ見知らぬ人であっても、
目に見えない風のように、
人が潜在的に心の奥底で
信じて願うことは同じ。

だとしたら、断捨離という風も
千里を吹き渡っているに違いなく。
あれ、すでに千里どころの
風ではないかもしれませんね。

さあ、この方のところには、
断捨離の風はこんなふうに吹いたよう。

どうぞ、ぜひ、
お読み下さいますように。

◇◇◇断捨離体験記◇◇◇

2018準・グランプリ受賞作

「実母と義母の愛」 ばきんちゃん

==============

 
私には一つ上の兄がいました。
交通事故で三年前に亡くなりました。

兄は生まれて1ヶ月で
心臓の手術をしたそうです。

何とか生きてくれ、
両親はそんな兄を心配し、
大切に育てていました。

そして私が生まれ、
私は物心ついた時から
両親に心配を掛けない子供でした。

本当に賢い子だったと、
母はよく言っていました。

子供ながらに自分も
両親に褒めて欲しくて、
認めてほしくて、
聞き分けの良い子供で
いたのでしょう。

そして、思春期の頃には
兄ばかり可愛がる母、
女と言うものはこうあるべきだ!
男とは違うんだ!
男女差別の固まりのような父。

こんな両親に
反発を覚えていました。

この家に私は要らないんだ。
居たくないと思うようになり、
家を出て行きました。

そして23歳の時国籍の
違う人と結婚をしました。

勿論両親、兄、親戚の
反対に合いました。

結婚式には両親だけ
来てくれましたがもう実家に
帰れない身になりました。

結婚式当日私のお化粧を
担当してくれた女性の言葉が
私の頭の先からつま先まで
染み込みました。

「この国のお嫁さんは
 姑に可愛がって貰えたら
 幸せになれますよ。」

との言葉でした。

もう帰る所の無い私が生きていくには、
姑に可愛いがってもらう他はないと
心に決めました。

そうして28年間
義母の隣で生きてきました。
こうして生きて行くほか無いと
思い込んでいました。

そして5年前に義母は
亡くなりました。

時間が止まったかのように
義母との楽しかった思い出の中で
じっと暮らしていた頃、嫁いだ娘が
私にこう言いました。

「お母さん、もうあーちゃん、
  (義母の呼び名)は居ないのよ。
 これからは自分の好きな物に囲まれて、
 好きな事をして生きていったら
 良いと思うよ。」

断捨離を勉強していた
娘の言葉でした。

娘が断捨離を
勉強していた事は当初知らず、
何を言っているのか
わかりませんでした。

義母との生活は楽しかったですし、
こんな私を娘のように
可愛がってくれた生活は
幸せだと思っていました。

ここが本当に
私の居場所なんだと思っていました。
この人は断捨離を継承されている
やましたひでこさんの本だから
一度読んでみたら。

と手渡され、読んでみました。
そして居ても経ってもいられず、
食器棚に入っている物と
一つ一つ向き合いました。

義母が選んで買って持ってきた
お皿、グラス、マグカップ。
そしてソファー食器棚、
ベッドに至るまで…。

カーテンはこのお店が良 いよ。
冷蔵庫は日立が丈夫よ。
テレビ、電子レンジ
全て義母と同じ物でした。

断捨離を始め、お皿、グラス、
お茶碗などを捨てていくと自分で選んだ物、
好きで購入した物が1つもなかった事に
愕然とし涙が溢れ出て止まりませんでした。

私はここで28年間暮らしていたんだな。
クローゼット 押入れ 物置
冷蔵庫 引き出し キッチン周り…
不要、不適切、不快な物を選び
捨てて積もった埃を拭き取り
磨いていきました。

どんどん家の中に空間が
できていきました。

そして感じた事は物も
時間もすべて他人軸だった事でした。

嫌われないように良い嫁
良い妻だと思われたくて頼まれた事、
頼まれていない事、
あれもこれも私がしなきゃ!
と思い込んでいました。

姑に私が1番の嫁だと思ってほしくて。
そして結婚に反対した人達を見返してみせる。

ここで私はこんなに頼りにされていて姑に
可愛いがってもらい、こんなに幸せなのよ。
と走り続けた28年間でした。

よく頑張ってきたねと自分を褒めてあげたい。

今思えば実母は実母なりのやり方で
2人の子供を愛してくれていたのでしょう。
でもそれは私が望む愛では
なかっただけなんだと。

ただただ母に愛してほしくて、
満たされない心と自分の居場所を
求めての長かった日々! 

先日、私がどんな思いで
56年間を生きてきたのかを
母に話す事ができました。

母は胸が張り裂けそうだと
言っていました。

断捨離に出逢い冬山の氷が
少しずつ溶けていのを感じ、
そして暖かい太陽の光を燦々と浴び、
そこに小さな新芽があちらこちらに
出て来ている、今はそんな気分です。

その新芽がこれからの私の好きな事、
好きな物、好きな人のようです。

主人にも素直に正直に気持ちを
伝える事が出来るようになりましたし、
2人でいる空間、時間が穏やかで
ゆっくり流れていてとても居心地がよく、
何より自分が無理をしていないのを
感じています。

これからも2人で今この時を
大切に という気持ちで過ごしていきます。

断捨離に出逢わせてくれた娘 、
やましたひでこ先生ならび
断捨離に携わっておられる
全ての方に感謝しながら
これからも断捨離を続けて
ごきげんな人生を送っていきます。

私の気づきを最後まで読んで頂き
ありがとうごさいました。

私の好きな食器が一つもなく
泣いて断捨離をし、3年後に
私のお気に入りの食器達ばかりに
なりました。
 


==============

ばきんちゃん、有難うございます。

どうぞ、娘さんの仰るとおり、
思う存分ご自分の人生を
愉しまれますように。

やましたひでこ

 

 

 

 

 

 

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