やましたひでこ公認
チーフ断捨離トレーナーの南前ひとみです。
私、新しい手帳を買うのが大好きで。
そう、真っさらな
何も書かれていない予定表に、
いったいどんな出逢いが
書き込まれていくのかしらと
胸が少し踊るのです。
そう、ときめく。
けれど、それもかつてのことに。
今はパソコン上のGoogleカレンダーに
諸々の仕事の予定がすでに
しっかりと書き込まれていて、
「あれ?そうなんだ!」みたいな(笑)
かえって、先を見るのが怖いくらい。
私、これだけの仕事
こなせるのかしら?
なんて不安にもなる。
あれ、もしかして、これって未来不安型!?
そう、自分のスケジュールでありながら、
自分で決めることがなくなった今は、
手帳を前にして、余白を愉しむことも、
思いを巡らせることも、少なくなりました。
送られてくるリマインダーを頼りに
予定を把握して、ただただ、今、
目の前のすべきことに集中するだけですね。
まあ、それも仕方がないこと。
自分では管理しきれない量の
スケジュールだから。
そうですね、モノもコトも同じ。
空間に大量のモノを留めおけば
自分の手に余り難儀するのは
当然のこと。
時間という空間に
数多くのコトを詰め込めば、
自分で管理するのは大変。
だから、誰かの助け、
アシストやサポートを仰ぐのは
賢明な策なのです。
ところが、すべてを自分で
抱えなくては気が済まない。
そんな性分の人もいるものです。
実は、これがくせ者。なぜなら、
断捨離を手間取らせる大きな
原因となるのですから。
一人で、すべての「要・不要」を
判断できる量であるならば、
もちろん、問題はありません。
けれど、その限界を超えたモノの
膨大な量に挑むとなれば、
当然ながら人海戦術となります。
「この部分の要・不要の判断は
あなたにお任せいたします!」
そうやって、潔く、
他者に任せられる人は
案外と少ないものです。
すべて自分でチェックしてからでないと
捨てるという行動に移れない。
当然のことながら、
断捨離を望んでいる
当の本人がボトルネックとなり、
助けの人がどんなに入ろうとも
無駄となるのです。
ところが、こんな人に限って、
「どうしたらいいか分からない」
と言って、SOSを発してきたりもする。
私たちは、どこまでいってもモノ軸。
空間の快適さよりも、
「使えるモノを捨てるなんて…」と、
とっくに使うことのなくなった
モノにまで義理立てする。
だから、せっかく助けに
入ってくれた人に対して、
「勝手に捨てられたら困る」
とばかりに、チェックをするのですね。
依存と委託
この違いはとても大きい。
他者に甘えてしなだれかかり
自分の選択決断を放棄するのが
「依存」であるならば、
「委託」は、委ねて託すこと。
これは、信頼がベースであり、
そもそも自分自身を
信頼していなければ、
他者を信頼することなどできるはずもないこと。
疑心と信頼
そうですね、どちらも自分の心の有様。
あなたは、どちらを
自分の中に招くのか、
これも、断捨離で問われることになるのです。
さあて、今日のあなたも、
一つでも余計なモノを断捨離して、
自分の空間をモノにではなく
自分自身に与えて下さいね。
それでは、ごきげんさまです。
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