戦略2:1の原則

B・O・クープマンの功績の1つに、戦略と戦術の配分を
数値的に示したことがあげられます!!
彼は『ランチェスター戦略モデル式』を駆使して、
戦略:戦術=2:1という結論を導き出しました!!
これは、最小で最大の功績をあげるためには、
『資源全体の3分の2を戦略に、3分の1を戦術につぎ込めばいい』
という原則!!
この原則を基に、太平洋戦争中のアメリカ軍は、
戦略兵器の開発などにより多くの資源を投入し、大きな戦価を上げた

ビジネスにおける戦略とは、経営者の意思決定に関わる部分で、
どの市場を標的とするのかの決定、商品を開発する方向性、
サービスの種類、価格設定、物流拠点の整備、
チャネルの選定などがあげられますひらめき電球
これに対して、戦術とは、営業マンの行動、
営業ツール、セールストーク、広告・宣伝活動、
キャンペーンの展開、といった具体的な営業行為を言うビックリマーク

『戦略は目に見えない領域、戦術は目に見える領域』
と言えるかも知れません!!
ビジネスにおいても、戦略がなければ、戦術は成り立ちません!!
営業マンの尻を叩くだけでは、経営者失格と言われても仕方がないでしょう。
戦略2と戦術1の原則を基本として、
目に見えない戦略に3分の2の力を注ぐことが、
勝ち抜くためのルールであることを忘れないことひらめき電球
市場セグメント

ランチェスター理論において、
市場セグメントは非常に重要な概念だ音譜

例えば、圧倒的な1位(敵に3倍以上の格差をつけている)の
強者があったとして、どこの分野での1位と言えるのでしょうかはてなマーク
それは、ある限定された市場における圧倒的な1位でしかありません!!
限定とは、
地域であったり、業界や業種であったり、また顧客の特性
であったりしますひらめき電球
ランチェスター戦略においては、常に、ある局面における
市場シェアという考え方をする音譜
逆に言うと、ランチェスター戦略においては、
全体シェアという考え方は存在しませんドクロ
だから、ある県内の市場において、
3倍以上の格差をつけられていたとしても、
県内の何市というようにセグメントし直すことで、
逆転可能な市場を見出すことができるようになります音譜

しばしば、規模は小さくても、財務基盤が強固で、
利益率の高い企業がある!!
それは、独自に設定した自社が圧倒的1位にいることが
できる市場を確保していることが殆どですひらめき電球
独自に市場を設定するとは、その市場におけるルールを
決めることに他なりませんひらめき電球
自社が決めたルールなのですから、自社に有利な戦いが
できることは、当然だと言える音譜
ランチェスター戦略を身につけた者にとって、
市場セグメントの考え方と方法は、
最も大きなノウハウの1つであるといえますひらめき電球
ランチェスター戦略を構築した田岡信夫が、
『勝ち方の基本ルール』として、繰り返し、あげているのが、以下の3つひらめき電球

1.ナンバーワン主義
ナンバーワンとは、2位以下の企業に3倍以上の格差
つけている圧倒的な強者のことです!!
ある市場でナンバーワンを獲得することで、競争においても、
利益額の確保においても、『非常に優位』な位置にいることができる音譜

2.足下の敵攻撃の原則
1位の企業は、競争において優位性を持っているひらめき電球
ですから、1位の企業にやみくもに戦いを挑むことは、
『無謀な行為』だと言わざるを得ませんビックリマーク
実際のビジネスにおいては、競争目標はあくまでも
1位の企業であっても、攻撃する対象は、
自分より弱者である下位の企業であるべきですひらめき電球
勝ちやすきに勝つ。これが、『戦略における基本の真理』

自分より下の企業を叩いて、自らの力を蓄え、
         しかるべき1位との戦いに備える

それが、勝つためのルール!!

3.一点集中主義
ひとたび市場セグメントを行い、攻撃目標を設定したなら、
その行為に集中することが必要!!
『戦略性のない企業』は、集中することができずに、
儲かりそうな市場をつまみ食いすることに時間を費やします長音記号1
それでは、単に時間を消費するだけではなく、
貴重な経営資源を浪費していることになります汗
戦略とは、不要な部分を切り捨てることであると肝に銘じなければなりません
戦争においても、ビジネスにおいても、『兵力の小出し』は、
負けるための最大の戦法ですビックリマーク
どんな小さな市場であっても、ナンバーワンの地位を
確保するまでは、『自らの経営資源を集中』し続けなければなりません!!
F・W・ランチェスター自身も、
その著書「戦争と飛行機-第四の武器の曙」の中でこう述べている!!
『陸軍であれ海軍であれ、その主力戦力を
  作戦場面のなかの一点に集中するというノウハウが、
     すべての戦略の中心に置かれなければならない』