再投稿shokopon2023/4/5・1回目投稿

 

 

咲ちゃん(仮名)に会いたいと思った

 

 

私の中3の時の彼女

そう、女子です

 

男子よりもかっこいい

成績優秀、スポーツ万能

身長164cm。容姿…素敵

 

 

中3で転校してきた彼女と

お互いに一目惚れという

不思議な経験

 

私も咲ちゃんも

本当は男子が好きなのに

 

 

 

遠くに咲ちゃんの家が見える

 

7年ほど前の夜9時、歩いていたら

家の方面からランニングしてくる人がいて

咲ちゃんだった

 

夜でよく見えなかったけど

私は視力がよいので(老眼ですが)

シルエットは昔と変わらず

信号が赤になり、咲ちゃんは止まった

 

 

私との距離15m

私に気づいてないと思う

私は、恥ずかしいような気持ちになり

足早に、咲ちゃんの近くを通り過ぎた

 

 

 

昔、咲ちゃんがティッシュに包んだ髪をくれて…

そのティッシュがとてもいい香りで

 

 

でも香り付きティッシュにしては

大人っぽい香り

香り付きティッシュではないと思っている

 

 

その香りは彼女にとても似合い

彼女そのものと思った

 

あれは何の香りか、ずっと知りたかった

 

 

大人になってから

あの香水ではないかと想像を定めた

 

今年、ある店でその香水を見つけ…

サンプルを手に取った。。。

 

 

 

 

でもその香りじゃなかった

 

咲ちゃんあの香りは何?

 

 

 

 

咲ちゃんに会いたい

家の前まで行ってみようか

 

 

「咲ちゃん、カラオケと

焼き鳥行かない?」と言おう

 

 

カラオケに行ったら

膝枕をしてもらいたい

 

 

 

咲ちゃんは学校に

さらしを巻いてきていた(笑)

巻いていない時はわかるので

ドキドキ気になった

 

男でも、女でもない人に思えたけど

どちらかというと男と思ってたかも

咲ちゃんごめん

 

 

 

キスして、と言おう

 

咲ちゃんは「え、え、!笑」と慌てるだろう

 

想像して

私は1人で笑いが止まらなくなった

 

 

 

どこか行きたい。咲ちゃんと

菜の花がたくさんあるあの場所とか

もう4月くらいまでかなぁ。。

 

咲ちゃんは、一緒に来てくれると思う

 

 

咲ちゃんと一緒に眠りたい

 

 

私、大変なことがたくさんあったの。病気も…

 

 

でも詳細は言わない。面倒だから

一緒にいられる時間に

そんな暗い話はもったいない

 

 

でも咲ちゃんにこう言って

一晩中、ぎゅっとしてもらいたい

 

 

咲ちゃんのことを、自由に考えられる時間が今も

咲ちゃんは、きっと怒らない気味悪がらない笑

 

 

人生には、陽と陰があり

14、15歳にして手に入れたこの気持ちが

陽なのだとして

 

だから、私の今までの恋愛が陰の部分だったとして

それでもいいと思えるほど

咲ちゃんは、今も、心の中でだけど大事な人

 

(*陽が良いこと、陰が悪いことという

意味ではなく、その性質)

 

 

 

 

「将来、咲ちゃんと結婚したい」と

お気楽に考えていた私と

 

どうやって女同士でと

私の知らないところで友だちに相談し

真剣に考えていた咲ちゃん

 

(「女性同士結婚」みたいな記事が載った

週刊誌を手に…らしい。友人・萌子ちゃん談)

 

所詮、中学生の考えることでも

 

恋愛の中で

いちばん一生懸命だったのは

咲ちゃんにかも知れない

 

 

私の心がとても安心できる人

 

 

咲ちゃん

離婚して、強くなった部分と

弱くなった部分が私にはあるよ

 

 

結婚なんてせずに

15歳の心のまま

ぼんやり生きていればよかったな

 

 

咲ちゃんの方がずっといい

 

咲ちゃんの胸で泣きたい

 

 

今年も、すでに菜の花の季節

 

(*の文と、週刊誌の文と、黄色の文字を追記)