アメリカの心理学者である
エイレン・N・アーロン博士が、
「気質」の心理学的概念として
提唱したHSP(Highly Sensitive Person)
もう何年になるでしょうか。
この概念を知ったとき、
とてもホッとしたのを覚えています。
改めて見てみます。
アーロン博士が挙げている
「DOES(ダズ)」という
4つのHSPの特性
Depth of processing
考え方が複雑で、深く考えてから行動する
■一を聞いて十のことを想像し、
考えを複雑にする
■調べ物をはじめると深く掘り下げ、
その知識の広さを周りに驚かれる
■お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
■物事を始めるまでにあれこれ考え、
時間がかかる
■その場限りの快楽よりも、
生き方や哲学的なものごとに興味があり、
浅い人間や話が嫌い
Overstimulation
刺激に敏感で疲れやすい
■人混みや大きな音、騒音が苦手
■友達との時間は楽しいものの、
しかし帰宅すると、
疲れが一気に出て動けなくなる
■映画や音楽、テレビ番組、
本などの作品に感情移入しやすい、
感動して涙が出る
■人の些細な言葉や言動に傷つき、
いつまでも忘れられない
■些細なことでも過剰なほど驚いたり、
ショックを受けたりする
Empathy and emotional responsiveness
他者の感情に振り回されやすく、共感しやすい
■人が怒られていると
自分のことのように感じ、
ネガティブな感情になったり
傷ついたりする
■悲しい映画や本などの登場人物に
感情移入し、号泣する
■他者のちょっとした仕草、
目線、声音などに敏感で、
機嫌や思っていることを
察することができる
■言葉を話せない赤ちゃんや
動物の気持ちも察することができる
Sensitivity to subtleties
些細な刺激でも察知できる、あらゆる感覚がするどい
■冷蔵庫の機械音や時計の音が
気になってしまうほど聴覚が敏感である
■強い光や日光のまぶしさなどが苦手
■近くにいる人の口臭や
タバコの臭いで気分が悪くなる
■カフェインや添加物に
敏感に反応してしまう
■肌着のタグなどチクチクする素材が
我慢できないほど気になる
■第六感が働き、よく当たる
これら4つのうち、
1つでも当てはまらない人は
HSPではないと定義されています。
約15~20%、
5人に1人はHSP気質であると
考えられているそうです。
皆、自分と同じような重みで
物事を受け止めているのではないと、
知ると同時に、繊細な気質により、
悩みを抱えて生きている人は
少なくはないと知りました。
その後もHSPの情報を見ては、
「こんな個性なのだもの、
思い悩んでも仕方ない」や
「こんな風に感じるのは、
私だけではない」と、
共感して安堵してという
日々を過ごしていたのです。
しかし、ある時、
何がきっかけだったか
全く記憶にないのですが、
「このまま安堵していていいのか〜!?」
と何かが自分の中に芽生えたのです。
更に見ていくと、
HSPは更に細分化されている事を
知りました。
HSPについて書かれている情報と、
自分の相違もあったので、納得です。
長くなるので、
続きはまた次回に。
みなさんが
幸せを感じられる場面が
たくさんありますように
今日もありがとうございます