私がOLを辞めてプロになったわけ(2)
イベント(GALA)が開催された
メトロポリタンオペラです✨
こんにちは。ゲネス多絵です。
昨日に引き続き
「ゲネスがOLを辞めてプロになろうと思ったきっかけ」
のお話でございます。
ここまでのお話はこちらから↓↓↓
「私がOLを辞めてプロになったわけ(1)」
想像してくださいね。
場所はマンハッタン、セントラルパークのすぐ近く。
当時チェインメイルを
独学で勉強しながら、
日系企業でお仕事していたワタクシ。
お勤め先の会社から
連れて行っていただいた
メトロポリタンオペラGALAのゲストは、
なんとあのサー ショーン コネリー!!!
「どなたですか?」という方へ:
007として最も有名ですが、
「アンタッチャブル」「レッドオクトーバーを追え」
「エントラップメント」やインディ ジョーンズのお父さんとしても知られる
とってもシブい熟年俳優さんです
各テーブルと記念撮影ということで
ご挨拶をして通り過ぎるかと思いきや、
彼はふと足を止めて、
笑顔でこう言ったのです。
“Those are beautiful earrings!”
「キレイなイヤリングだね!」
その時の私の気持ち、ご想像いただけます。。。?
(今もあのスコットランド訛り+イントネーション、覚えてます💕)
ハンドメイドをされる方、
自分のオリジナル作品を
身に着けられている方なら、
絶対分かっていただけるはず。
嬉しさで、思わず条件反射のように
“Thank you! I made them myself.”
「自分で作ったの」
とちょうど言い切ったところで
彼はカメラマンに話しかけられ、
会話はおしまい(笑)
私は彼の割と近くで撮影していただきました。
撮影が終わって
皆と一緒に席に戻ろうとした時、
次のテーブルに向かうショーン コネリーと
もう一度だけ、目が合いました。
お互いの距離としては
ちょっと離れかけていたのですが、
彼はあの笑顔+
ご自身のあごで
私の耳元を一瞬くいっと指した後、
“You should be a pro” 「君はプロになるべきだよ」
と言いながら
背中をむけて行ってしまいました。
「え?もしかして
それで仕事辞めたの?」
ハイ。
その通りでございます(笑)
。。。はさすがにちょっと違うけど💦
でも、あの言葉が当時
ずっと行ったり来たりしていた
「チェインメイルを仕事にしたい!」
という気持ちと
「大丈夫なの?やっていけるの?」
という不安の間で
すごく悩んでいた私の背中を
ぐぐっと押してくれたのは確かです。
もちろん、
「単なるお世辞でしょ」
「聞き間違えたんじゃないの?」とか
これを読んでいるアナタが
今思われているであろうコトは、
一通り私も自問自答しましたよ(笑)
例えば、もしもう一度
ショーン コネリーに運良く会えたとしても、
彼はそんなことがあったことすら
絶対まるっきり覚えてないのにね~とか(笑)
でもね。
こういうコトって
ポジティブに捉えるかどうかで
きっと人生変わると思ったんです。
逆説的な言い方かもだけど、
「ここで信じなかったら、一体いつ信じるの?」
もう充分悩んだでしょ、と。
そう思えた時に、
自分の中で前に進む
心の準備が出来たんだと思います。
その結果?
OLを辞めた1ヶ月後には会社を設立。
2ヶ月後にはSOHOで作品を販売。
3ヶ月後には
NYの避暑地である
ハンプトンでフェアに初参加。
そして10年後の現在も
こうしてお仕事として
愛と情熱をもって
続けさせていただいております💕
どれもこれも、
あの時いただいた言葉を
ポジティブに捉えることができたから。
あ、ちなみに我が家では
感謝の気持ちを込めて、必ず
「サー」ショーン コネリー
と敬称つきでございます💕(笑)
最後までお読みいただいた皆さま
長々とおつき合いいただき、
どうもありがとうございました^^
Happy Chainmailling♪