少し前に鈍行と急行を乗り間違えたときがあって、どうせだったらとたまプラーザまで行ってきました。

 

たまプラはたまプラで栄えているんだけど、溝の口や二子玉川で事足りることがほとんどなので、敢えてたまプラーザまで行くことはないんだけど、唯一あるんですよ、溝の口や二子玉川になくてたまプラーザにあるものが。

 

そうです、それが本屋の有隣堂さんです。

 

主に神奈川を中心に展開されている本屋さんだけど、本好き、本屋好きの人には結構知られている本屋さんですね。

 

多分、理由の一つは有隣堂さんがやってるyoutubeチャンネル。

 

これ、めっちゃ面白いです。(笑)

 

つい最近だと北方謙三さんをゲストに迎えてのトークとかさ。

 

北方さんと言えば『ハードボイルド』が代名詞なんだけど、実は佐賀出身なんですよ。。。もはや佐賀の誉れ。

 

僕ら世代だとファッション誌のホット・ドッグ・プレスにあった『試みの地平線』という読者からの相談に答えるページが絶大な人気でした。

 

当時は『ハードボイルド』の意味なんか分からないからさ、エロくて、ワイルドで、酒飲みまくってる人(=北方さんの当時のイメージ)だと思ってたなぁ、懐かしいねぇ、中学生時代です。

 

 

このyoutubeチャンネル、何が他の企業チャンネルと違うってっと、プロデューサーとMCが社外の人なんです。

 

こういうのって、結構社内の人から抜擢して始まって、最初の方は内輪ノリ的な感じで面白くても数か月後にはグダグダになって、いつの間にかフェイドアウトってパターン、多いじゃないですか、企業系チャンネルって。

 

このチャンネルは、ツタヤのスタッフさんやヴィレヴァンのスタッフさんがゲストで出てきたり、何なら代官山の蔦屋にロケしに行ったりと、だいぶ好き放題やっていて面白い。

 

文房具担当のスタッフが紹介する文房具が『当店では取扱いございません。』とか。(笑)

 

因みに、僕が有隣堂書店さんのことを初めて知ったのは2019年、僕が大好き台湾の本屋さん、TSUTAYAが蔦屋をプロデュースしたときに真似。。。オマージュしたことでも有名な、誠品書店が日本橋にオープンしたのがきかっけでした。

 

日本の誠品書店は、この有隣堂さんがライセンシーとして運営されてるんです。

 

都内に住んでると有隣堂書店を見かけることなんかほぼないんで、その時に『へぇー』って思ったのを覚えています。

 

そんな有隣堂さんのチャンネルで、ブックカバーの紹介をしてる回があって、ちょっと気になってたんです、カワイイなぁーって。

 

 

機会あったら僕も紙のブックカバーを買いたいなぁ~と思ってたけど、なかなかたまプラーザに行く用事がなかったんで、これをいい機会に先日行ってきました。



駅の改札でて30秒以内、駅直結のビル内にあります。

 

店内にはyoutubeでMCを務めるブッコロー関連のグッズももちろん展開されています。(めちゃ人気っぽいよね!)




 

ブックカバーも2か所で展開されていて、僕が大好きなリバティプリントのブックカバーがあってだいぶ悩んだけど、どうしてもyoutubeで紹介されている紙のブックカバーが見当たらない。

 

2か所あるブックカバーコーナーをうろちょろと往復しても、それでも見つからないのでレジのスタッフさんに聞ききに行ったら、

 

『はい、それではこちらからお選びください』

 


 

ここかぁ。。。(笑)

 

文庫本買う人は好きな色のブックカバーを一枚選べるので、確かに理にかなったシステムです。

 

僕は10色展開のオリジナルカラーを2枚づつ、合計20枚お買い上げしました。


10枚で165円、安いっ!




 

いいよね、すごくいいよね。

 

このカバーをかけることによって、突然本が面白くなったりすることはないんだけどさ、なんだろうなぁ、なんだかちょっとハッピーな気持ちになれます。

 

甲本ヒロトさんが『情熱の薔薇』で唄ってる『なるべく小さな幸せ』ってのは、このくらいの幸せなんだろう。