先日借りてた本を三茶の図書カウンターに返してきました。
2時間くらいで読めちゃう本だけど、めちゃくちゃ面白かった。
この手の本は本棚になくてもいいので、図書館で借りて読むくらいが一番いいね。(良い悪いという意味ではなく)
押井守さんがジブリ作品を語るんですよ。
そりゃ、悪口になるよね(笑)
しかも、『まえがき』から押井節が全開でした。
僕はジブリ作品も好きだけど、甲殻も好きだから普通に楽しめたけど、ジブリは神!みたいな人が読むと発狂すると思います。(笑)
押井さんが言いたいことの要約としては、宮崎駿さんはアニメーターとして宇宙一だけど、監督としては全然ダメだ、と。
確かにジブリ作品って、『あの場面』が良かった!綺麗だった!印象深かった!ってシーンはあるけど、作品のストーリーを最初から最後まで鮮明に覚えてる作品って、あんまないよね。
曰く、描きたい場面、シーンが先にあって、そこを無理くり繋げてストーリーにしていくので、作品全体としてのストーリーに感動する作品はあまりないというのも、なんとなく納得です。
なのでジブリ作品はブルースリーとかジャッキー・チェンのカンフー映画と同じようというのも、分かる気がするね。
カンフー映画が好きな人の大部分は確かにブルースリーやジャッキーのアクションを見たいのであって、ストーリーは破綻してても全然モーマンタイというね。
因みにジブリ作品なので宮崎駿さん監督作品だけではなく、高畑勲さん監督の作品も品評されているんだけど、基本全て『クソインテリ』で済まされています。(笑)
僕から一点あるとすれば、宮崎・高畑監督でもない、例えば『耳をすませば』など全てのジブリ作品が網羅されているのに、なぜに『海がきこえる』が入ってないのよ!!!と。
大人になって見て、一番キュンとくるのは僕は『海がきこえる』で好きだけどな。
とりあえずこの本を返して、カウンターに取り寄せていた3冊を借りてきました。
『舟を編む』は以前読んでるけど、妙になんかまた読みたくなって。
他の2冊は初読です。
明日は可能だったら終日移動時間なので、出来ればこれらを一気に読みたいです。
それよりも何よりもびっくりしたのが、三茶TSUTAYAですよ。
今週月曜、1/16に閉店してました。
本屋さんの方はまだあるけど、DVD・CD・マンガ・文房具とかを扱ってた方ね。
結構な衝撃です。
渋谷のスクランブル交差点にTSUTAYAがあるけど、あれが出来るまではこの三茶店がTSUTAYAにおけるエース店的な存在だったと記憶しています。
20代の頃は特にお世話になってたよ。
CDを借りてきては、夜な夜なパソコンのituneに落として、ipodで聞いてましたよ。
ituneに落としてipod聞くってのも当時はぶったまげたけど、今ではもはや音楽はサブスクで聞く時代になってしまったからねぇ。。。時代の移り変わりは早いものです。
このお店は当時では珍しくCDのレンタルコーナーに試聴用のプレイヤーが2台置いてあって、夜中2時過ぎ頃に夜な夜な音楽を聴きに行ってた、ほんといっつも行ってたね。
駒沢からゲオがなくなり、三茶からツタヤがなくなり、時代の流れとはいえ、自分が昔から知ってる場所がなくなっていくってのは、淋しいってのは正直なところだね。