先週のいつだったか忘れたけど、三角橋からいつもの池ノ上駅を抜けて商店街を自転車で通ってたら、『ん?アートギャラリー?』。
20mくらい進んだけど、気になって戻ってみました。
結果、戻った自分をほんと褒めたい。
めちゃくちゃ良かった!!!
まずは外に置いてあったこの2体の熊、すごいカワイイ!
無料とのことだったので中に入ってみたら、そこはもはやパラレル・ワールド。
パステル調の色なんだけど、トーンがヴィヴィッドでぶっ飛ばされた。
特に水色とピンクのカラーがとても印象的でした。
僕はアートの技術的なところは分からないので、基本『Don't Think. FEEEEEEL!!!』の精神で接してるんだけど、純粋に『いい!』。
アーティストの須田雄真さんはプロフィールによると現在23歳で発達障害(原文ママ)を持たれているとのことだけど、
正直障がい云々はヌキにして、アート作品としてすごく魅力的!
これまでもカフェやレストランで作品を飾ったことはあったけど、ちゃんとした展示会は初めてなんだと。
たださ、作品を見てたら結構な数の作品に既にシールが貼られていて、売約済み。
15分くらい滞在したんだけど、商店街を通ってる人がドンドン入ってくる入ってくる。
須田さんには申し訳ないけれど、99%の人は恐らく彼のことも彼の作品も知らなかった人だと思います。
そんな人たちが、路上から見えるこの景色に
吸い込まれるようにして入ってくるのは須田さんの作品の魅力以外なにものでもないよね。
須田さんは在廊されてなかったけど、須田さんのお母さまがいらっしゃったのでいろいろとお話させてもらいました。
独学でピアノも?!
アート方面の才能がスゴイんだろうな・・・
作風がとてもアイ・キャッチーなので、ファッションへの落とし込みって比較的・・・なぁ・・・なんて思ってたら、流石のアダストリアさん。
ローリーズファームさんが『YUMA SUDA meets LOWRYS FARM』と銘打って、子供服で先月末から展開されてました。
・プレスリリース
・LOWRYS FARM 公式HP
いやねぇ、シビれるね。
今回はTシャツとトートを製作されていて、その商品が良い・良くないとは違った観点でさ、『商品化』したってところに感服です。
洋服に限らずだけど、ブランドって規模が小さいときはノリでいろいろやれるし、ガンガン攻めの施策も打てるんだけど、規模が大きくなってくるとどうしても難しくなってくる面も多々あると思うんです。
Tシャツやトートにアート作品をのせること自体は目新しくはないけれど、アーティストの選定過程では他のとこでのコラボの実績ベースや有名・無名の程度、そのアーティストさんのSNSでのフォロワー数や発信力などなどが基準の一つになっているってのは、正直紛れもない事実です。
特にコロナ禍もあり『服が売れない』って言われてる今日。
で、最終的に『やっぱ手堅く、バンクシーにしとこっか?』的なね、柳の下の3,000匹目のドジョウを狙いに行くスタイル。
そんな中、LOWRYS FARMさんは世間的にほぼ無名のSUDA YUMAさんをフィーチャーして商品化したってのは、同じ業界で働いていた人間からすると、唸ります。
この企画をだしたらさ、8割から9割の会社では↓みたいなやりとりで秒殺で終わります。
『誰?有名なの?無名?インスタのフォロワーは?500人?他のブランドとコラボしてるの?してない?誰かインフルエンサーがSNSでその人を取り上げたりしてるの?してない?・・・・うん、なしだね。』
このコラボを企画した人は熱意をもってプレゼンしただろうし、それにGOだした上司さんもさ、皆さん天晴れですね。
そして紹介しておいてアレだけど、残念ながら展示会、終わってます。。。
ほんと立ち寄って良かった。
ありがとうございます。
SUDA Yuma
インスタグラム