太田記念美術館。

 

 

恥ずかしながら、原宿のど真ん中、ラフォーレの真裏にこんな美術館があるのを知らずに、これまで東京を知ったかぶった顔をして闊歩してきていました。

 

そしてこの美術館で、この春一番ヤバい企画展をやっていることを知りました。

 

『江戸の敗者たち』展



 

見た瞬間、アドレナリン全開で瞳孔が開いてしまった人も多かろうと思います。

 

何をどう考えても、これは戊辰戦争の徳川・江戸幕府を支持した佐幕派の『敗者たち』でしょ?

 

本当は今日ナノさんのあとに原宿まで歩いて行って見ようと思っていたけれど、こんな時期なので一応調べたら・・・緊急事態宣言を受けて閉館。

 

ジーザスFXXXXクライストとは、まさにこのこと。

 

せめてもの救いは、会期が5/16までなので予定通り緊急事態宣言が5/11で終わったら、滑り込みでなんとか見れるかもしれない。

 

太田記念美術館ではこの緊急事態宣言を受けてからか、展覧会の内容をオンラインでも見れるようなシステムを提供されていて、一度購入すれば何度でも見れるとのこと。

https://otakinen-museum.note.jp/n/nfcb91126c653

 

ただ、オンラインで見るにしても料金が入館料と同じ800円なので、出来れば現地でこの二つの目玉で見て、そして僕のDNAにまた情報を追加したい。

 

これはこれで太田記念美術館さんはじめ多くの美術館・博物館やイベント施設が苦しい中で取り組んでいる精一杯のことなので、非難する気は一切ありません。

 

僕はまだ都内在住なので5/12から5/16の間で見れる『かも』だけど、遠方に住んでいる人で見たかったけれどスケジュールの都合がつかない人にとっては、ありがたいシステムだと思う。

 

ただ、出来れば『生』で見たいのが世の常。

 

NYの街中をグーグルのストリートビューでいくら隅々まで細かく見ても、それは『NYに行った』こととは違うし、グーグルの画像検索で『安室奈美恵』と検索して、出てきた安室奈美恵さんと画面上で目が合ったとしても、それは『安室奈美恵さんと会った』こととは違うだろう。

 

どんなに画素数の高いPCモニターを使ってリアルに見えても、それはあくまでも色のついた点の集合体が安室奈美恵さんに『見える』という限界を突破することはできません。

 

100万枚の安室さんの画像を見るよりも、僕は安室さん本人と1分だけ会える方がいいかな。

 

 


以前、たった一度だけ安室さんを『見れる』機会がありました。

 

とあるスタジオに行った際に、関係者さんの好意で『中に入られます?いいですよ。』と言われて。

 

その当時は安室さんの偉大さをあまり理解していなかったので

 

『仕事の邪魔をしたら申し訳ないので結構です、ありがとうございます。』

 

と秒速で断った自分の愚かさを呪います。

 

もちろんそれ以降、僕が見る安室さんはいつも色のついた点の集合体です。