因みに僕の名前はRyotaroなんで、2つのRがあります。

 

 

 

そんなことはどうでもいいんだけど、今日オフィスと店舗を往復する途中、同じくらいのスピードで近くを歩いている2人組の話が耳に入ってきました。

 

ビジネスのプロジェクトを話しているらしく、どうやら世の中で余った大量の洋服を一度パーツごとにバラして、そしてまた洋服を作るという、まぁ、無理やりショートカットするとこんな話。

 

最近、よく耳にする系の話なんだけど、そんな時にこの3つのRを思い浮かべていた天邪鬼な僕です。

 

 

 

むかーしむかし、世の中でエコだサステナブルだSDGsだ言われる前、太古の昔からある概念の3つのR。

 

 

・Reduce : ゴミ、またはゴミになるそのものをまず減らす

 

・Reuse : 使えるものは、またそのまま再利用・再使用して使う

 

・Recycle : リユースできないものを再生資源として再利用・再使用する

 

 

そんなことわかってるよ!と言われそうだけど、流行語のようにどんどん生まれては忘れ去られていくどんな環境系のコンセプトよりも、一番シンプルでそして一番真理を突いていると思う。

 

そして、この3つのRで一番重要なのは順番であって、それはもちろん

 

Reduce

Reuse

Recycle

 

学校の教育で取り入れるのならサステナブルだSDGsだなんかより、この3つのRの概念と順番の重要性を徹底的に叩き込むのが一番だと思っています。

 

 

 

『リサイクル』って言葉はだいぶ昔から耳にすれど、『リデュース』や『リユース』ってあまり目や耳にしない。(もちろんそれはリデュースやリユースが日本語に置き換えられて使われているというのもあるが)

 

何が言いたいかというと、本来、環境問題をのみならずだが、諸所の問題を解決するなら川下(かわしも)よりも圧倒的に川上で処理した方が効率もいいのに、世の中で話題になるのは圧倒的に川下での話ばかりです。

 

そりゃ、川上の話になればなるほど一般人にとってはツマらないし、そもそも一人の個人で出来ることはなかなかないんだけれども、もっとそれぞれの業界全体で川上のこと、ファッション業界でいうならば『余りそうなものは作らない』ってのを徹底的にやらないといけないんだろう。

 

いつまでも昨年対比やこれまでやってきた既存のMD計画でモノを作ってたら、絶対これからもモノが余っていくから・・・ただでさえコロナでそもそも洋服が売れなくなってきてるからね。

 

最近のファッション業界でのビッグトレンドは他の業界と同じく、やっぱ『サステナブル』です。

 

でも、過剰に生産された『サステナブル』をコンセプトに謳った商品・ブランドが今後めちゃくちゃ余りだして、アウトレットやファミリーセールで山のように積まれて売られるていくのは、凄まじい皮肉だ。