天気予報は今日の昼過ぎから雨という予想だったので、今日は外出するのは控えて読書の子。

 

なのに、全然雨が降らなかった土曜日・・・

 

今日は早起きして、とりあえず午前中で一冊。


 

旅行、特にバックパック・スタイルでの旅が好きな人のバイブルといえば、必ずあがるであろう沢木耕太郎さんの『深夜特急』。

 

 

1980年代、インターネットなんかもちろんない時代に出版され、令和の今でも、そして恐らく100年後も読まれ続けていくであろう名著です。

 

50代、60代の人にとっては思い入れのある人も多いだろうが、アラフォー?オバフォー?の僕にはオン・タイムではなかったので、まさに『バイブル』のような少し遠い存在であくまでも『読み物』だった。

 

そんなオバフォーな僕らの世代にとっての『深夜特急』は?と聞かれたら、僕にとってはこの一冊でした。

 

アジアン・ジャパニーズ

 

 

『あぁ、この表紙懐かしいね!』って人も多いだろう。

 

サンディエゴでの学生時代に初めて読んで、異国にいたこともあって凄まじく衝撃を受けた。

 

このあと、アジアン・ジャパニーズ2&3というのも出たのだけれど、1の完成度がこと素晴らしい。

 

僕は2を読んだ後、3は読まずにおっさんになり今日を迎えています。

 

ヨーロッパには仕事で行く機会が多かったからか、これまで一回もプライベートで行ったことはないし、行きたいと思ったことはないのだけどアジアは数カ国プライベートで足を運んだのは、このアジアン・ジャパニーズの影響も少なからずあると思います。

 

当時、このアジアン・ジャパニーズが出版された頃、今ではもはやクラシックに分類されるであろうビジネス本の名著『ビジョナリー・カンパニー』が出版されてバカ売れしていた。

 

 

この2冊は僕の中ではセットでリンクされて記憶に残ってる。

 

共通項はどちらの本も『1』(シリーズの1冊目)を読んでおけば、それで十分だと。

 

そんなアジアン・ジャパニーズの著者、カメラマンの小林紀晴の自伝的な青春小説がこの『写真学生』。

 

 

半分くらいは面白く、半分くらいはつまらなかった。

 

恋愛の話が個人的にはちょっとイマイチでした、なくても良かった、なんならなかった方が締まったんじゃないかなって。

 

ただ、その面白い半分が素晴らしかったので、もし『アジアン・ジャパニーズ』を読んだことのある人、特に写真家の書いた本という角度で『アジアン・ジャパニーズ』を読んだ人にはオススメです。

 

アジアン・ジャパニーズ?なにそれ?って人は・・・多分、読まなくていいと思うし、読まない方がいいと思う。

 

今日は、高菜チャーハン。