会社にて一通りうさぎやのどら焼きを配り終えた頃。
因みにどら焼き、大人気だった。
なんだか自分が大人気になったような気分で嬉しかった。
そしてみなさん、結構うさぎやさんの事を知っていてびっくり!
『まだあったかいけど、さっき買ってきたばかり?』
あったかいうちに召し上がってください♪
そんな中、何故か妹のように思える、そして実際僕の妹と同じ名前のHさんが
『さっき原宿に展示会に行ってきて帰りにまだ買えたんで買ってきたんですけど、大福って好きですか?』
大福が好きかどうかなんてこの人生1ミリたりとも考えたことはなかったけれど、頂けるものは頂きましょう。
どら焼きをあげて大福をもらうと言う古代原始から脈々と続く物々交換的なストーリーで考えると、大福は好きかどうか分からないけど、とりあえずもらっておくべきだろう。
『この大福、売り切れたらお店のシャッターが閉まってなかなか買えないんで良かったら食べてください!』
原宿在住のHさんが言う原宿の情報なので、そうなんだろう。
そしたら周りの同僚さんが
『瑞穂の大福じゃないですか?どうしたんですか!?これ、全然買えないんですよ!』
聞くところによると、うさぎやがどら焼き界の神なら、瑞穂は大福界の神らしい・・・。
神 vs 神
言われてみれば、確かに包装ビニールの中に鎮座するこの大福が宇宙のように思えてくる。
小さな宇宙、まさにナノ・ユニバース。
食べてみたら、うーーーーっま。
なんだこれ?!
中のあんこが細胞レベルで僕の味覚に美味さを訴えてくる。
どら焼きと豆大福、その美味さ、しっかりと僕のDNAに刻まれた。
ジャパニーズ和菓子の凄まじさが身に染みた一日。
瑞穂