夜の帳がおりだし頃から。
寿司、寿司、寿司・・・とオフィスで呻きだす私。
『昨日食べたばかりじゃないですか!』
と声をかけてくれた同僚さん。
”一緒に行ってくれる?”
『今日はダメです!もっと早く言ってください、15時くらいなら奥さんに晩ご飯は要らないって電話できますから。』
30分後。
『奥さんに電話したからいいですよ、寿司、行きます?』
めっちゃ聖人。
もはや南無妙法蓮華経。
奥さんがいる同僚さんと奥さんがいない同僚さん二人も寿司に付き合ってくれて、日頃から周りの人に支えられながら生きていることを実感しました。
昨日はツブマヨがサービスデイで95円だったけど、今日はイカがサービスデイ。
イカは全く興味がないので、通常プライス125円のツブマヨを食べました。
とりあえず席について、握り手の方にツブマヨを3枚注文しつつ、レーンを回転しているツブマヨも拾う。
安いから好きなんじゃないんです。
好きなものがたまたま安いんです。
そろそろお店の人からは『金髪ツブマヨ野郎』ってあだ名がつけられてる頃だろうか。
左隣に座っていたWくんが『カニサラダ一つお願いします!』って注文したら、右隣に座っていた知らない男性のお客さんが『僕もカニサラダ一つお願いします!』って注文したのを見逃さなかった。
僕『も』って、素敵じゃないですか。
これ、右隣のお客さんがもし女性だったら、もう恋は始まっちゃってるんだよね。
こういうの、理想の出会いです。
因みに右隣の彼、日本語に全くアクセントがないし外見も完全に日本人ぽかったけど、LA出身のアメリカ人でした。
UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)出身って言ってた、めちゃ頭いいな・・・
三人で楽しくお話しながらツブマヨの軍艦をしこたま8皿食べて、お会計1,100円。
今夜は付き合って頂いたので寿司の後にセンター街のサク飲みの聖地・SALASAへご招待。
ここは思い出が詰まったお店だ。
このSALASAの隣、西部劇カウボーイ・スタイルのドアのバー『門』がある。
ここもここで、ツラい思い出の詰まったお店だ。
ちょうど今くらいの小寒い季節だった。
とあると女性とセンター街を歩いていたら、足が疲れたのでちょっと休みたい、と。
ちょうど目の前にはこのバー『門』があったので、ここでちょっと休もうか?と入ったら、ぼろくそにキレられた。
ドアであってドアでないような入り口なので、『寒い』と。
よりによってなんでこんなドアのバーに入ってしまったんだ…と自分を恨んだ。
僕はその時のことがトラウマになって、ドアがカウボーイス・タイルのバーには二度と行かないことにしている。
人生は、諸行無常だ。