メンター・ナカノさんから建築家『新居千秋』さんというヒントをもらい、新潟のホテルに滞在中に検索すると東京までの行路に新居さんの作品があることがわかったので、新津駅でぶらり途中下車。
新津駅は何故かチップとデールみたいな謎のリス推し。
片側3席のベンチの2席を、24時間365日占領しているといういい身分です。
階段のこの絵からして、この2匹は夫婦リスということが推測できました。
目指すは新潟市秋葉区文化会館。
人間を溶かす気マンマンな太陽の熱線を浴びながら、1.3kmの道のりを歩きます。
JR用地につき関係者以外の侵入を禁止する。
通勤は毎日東急電鉄を利用させてもらっているが、この青春18きっぷの期間は毎度利用させてもらっているので関係者といえば関係者だと個人的には思っているが、おそらくJRさんからすると関係者ではなく『利用者』と思われている節もあるので、今回は侵入するのはやめておきました。
トボトボと歩き続けると、突然開けた空間にマッシブなコンクリート打ちっ放しの要塞、まさに城と呼んでも過言ではないような秋葉区文化会館が現れます。
凄い・・・。
ここだ!
城の正面、大手門には橋は掛かっているもののコンクリート製の為、跳ね橋や曳き橋式ではないので常時敵に渡られてしまい、防御面においては再考の余地があると思われます。
中に入ると受付に守衛の方が2名詰めており、聞くと基本的には中は音楽ホールなどの公共施設で、私のような一見の村人はロビーのみの見学が許されているとのこと。
城内の内装様式を見てもあまり専門的なことは分からないので、再度外へ出てぐるっと水堀を回ってみることにしました。
城に関してはまだまだ初心者だけれども、この秋葉城(仮)の水堀の水位は足のくるぶしほどとかなり浅く、これでは敵の足を止めることはかなり困難だと思われます。
搦手(裏門)に回ってきました。
大手門から見るのとまた違った、無機質な印象でそのギャップがいい。
搦手門は現代的なシャッター門で、現代の雅楽団・オーケストラの楽器の搬入・搬出にはこちらの門から直接城内に運び入れをしていると思われます。
搦手には螺旋階段があり城壁に登れるようなので、登ってみます。
城壁の通路は低層ではかなりの広さがありますが、天守に近づくにつれ狭くなり一度に通れる敵の数を絞れる工夫が施されています。
また、城壁の一部である鉄格子は城内の人間が城壁から落ちることを防ぐと共に、無数の鉄砲や弓を覗かせる狭間(さま)としても使え、城壁から360度で城外の敵に放射できる仕様。
そして、もうすぐ天守か?と思った頃で、行き止まり・・・。